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2015/05/30

ドイツ語レベル B1→B2へ進級

先週語学学校でドイツ語レベルB1からB2に上がるためのテストを受けて、そこで良い結果を出すことが出来たため、B2へ進級することが出来ました!


しかしながら、B2の授業は高いレベルが要求されます。
提示された議題に対して短い間に考えをまとめ、それを文法上正しく表明しなければなりません。
テーマについて知っているだけでは駄目で、しっかりとした意見を持たないと無理なようです。
しっかりとした意見を持って議論することに僕を含め典型的な日本人は慣れていない上に、それをドイツ語でやらなければならない。
おまけに語彙はまだまだ少ない。
でも、先生に「B1に戻りなさい」と言われるまでは、何とか頑張りたいです(笑)

2015/05/26

ベルリンで一番長い行列のできるケバブ店Mustafas Gemüsekebapでケバブを食べてきた!

ベルリンでハンバーガーを遥かに凌ぐ人気のファーストフードが、最近日本でも見掛けるようになったケバブ。
中心部であれば、100mに1軒あるんじゃないかというくらい、ケバブを提供する店が数多くあります。
店が多いので、普通は注文してからそんなに待たずに食べられるのですが、唯一長い行列の出来るMustafas Gemüsekebap(「ムスタファさん家の野菜ケバブ」とでも訳せば良いでしょうか)という店が、今住んでいるところからそう遠くないところにあるということで、行ってみました!


◎日本でも非常に長い部類に入る行列


店には午後1時40分ころ到着したのですが、ドイツでは普段見ることのない、噂通りの長い行列!
聖霊降臨祭(Pfingsten)というキリスト教関係の休日だったこともあってか、観光客も列に加わっている様子。
それでも、行列の出来る店が多く存在する国の出身者として、試してみない訳にはいかない、という変な意地が手伝って、並んでみることに笑


そうやってどの位待った末にケバブにありつけたか?


何と1時間10分も待ちましたw
恐らく日本でもこれだけ待った記憶はありませんw


13時40分でも長い行列!


並び始めて30分、まだまだありつけそうにありません。。


並び始めて50分。。



◎1時間強待った後のケバブの味は美味!


そんなにも長く待った末にありつけたケバブの味はというと。


今まで食べたケバブの中で一番美味しかったです!
普通は、パンにチリ・ヨーグルト・チーズといったソースをしき、肉と、生の玉ねぎ・紫キャベツ・レタス・トマトを挟んだものが提供されるのですが、このケバブはそれに加えて、ジャガイモ・ズッキーニ・ナスを炒めたものが挟まれていて、それらが肉・パンと絶妙にマッチしているようでした。
このボリュームで3.20ユーロはお得です!


4人の店員が一所懸命ケバブを作ります。


鶏肉・生野菜はもちろん、炒め野菜まで入っていて、とってもボリューミー!


◎但し、こんなにも待ち時間が長いとは。。


但し、やっぱりケバブで1時間待ちは正直キツいですね(苦笑)
僕が食べ終わった後の午後3時くらいでも、長い行列が途絶えることはありませんでした。
一つ支店作るとか、4人の従業員を増やすとかしても良いのでは、と思うのは、多分僕だけじゃないはずですw


おやつ時の15時でもこの行列の長さです。


Mustafas Gemüsekebap

○行き方
地下鉄Mehringdamm駅南側出口から歩いて直ぐ

○営業時間
毎日8:00~0:00

※最新情報は下記リンクの公式ホームページ(ドイツ語)をご確認下さい。
http://www.mustafas.de/

2015/05/24

ベルリン路面電車の旅 Part 5‐ユグノーの歴史の一端を知り、トワイライトのアレクサンダー広場(Alexanderplatz)を楽しんできた!

こんばんは、路面電車をこよなく愛するタケオです。
ベルリン路面電車の旅第5弾として、路面電車M13・50系統の停留所の様子と、路面電車がひっきりなしに行き交うアレクサンダー広場(Alexanderplatz)の様子を紹介したいと思います。


Schönhauser Allee/Bornholmer Str.停留所からM13系統に乗車。


M13・50系統の終点Virchow-Klinikum停留所はヴェディング地区(Wedding)に位置し、停留所の名前が示す通り、停留所の南側に、ベルリン医科大学シャリテ(Charité - Universitätsmedizin Berlin)付属フィルヒョー病院兼キャンパス(Campus Virchow-Klinikum)があります。
病院らしき建物を除けば、ヴェディング地区の住宅街、といった感じです。
ちなみに、フィルヒョー病院兼キャンパスの名前は、ドイツ人病理学者ルドルフ・フィルヒョー(Rudolf Virchow)からとっている、ということです。
参考リンク:Charité - Universitätsmedizin Berlin: Campus Virchow-Klinikum(英語版)


ヴェディング地区(Wedding)にあるM13系統の終点Virchow-Klinikum停留所。

続いて、Virchow-Klinikum停留所から50系統に乗り、50系統のもう片方の終点Guyotstr.停留所まで行ってきました。
Guyotstr.停留所の近くにあったGuyotstraßeの標識を見ると、「Erste Hugenotten - Familien in "Französisch Buchholz"(フランス=ブッフホルツ地区で最初のユグノー家族)」とありました。
世界史を習っていた方ならばご存知の通り、ユグノー(Hugenotte)とは中世フランスにおいてプロテスタントを信仰していた人たちのことを指しますが、ユグノーの一部が当時フランス王朝の支配階級からの弾圧から逃れてベルリンにも移り住んでいたらしく、1699年には20家族86人のユグノーが暮らしていたそうです。
ベルリンで知られざるユグノーの歴史の一端を知ることができました。


※参考リンク
2001年5月31日付ベルリナーツァイトゥング紙(Berliner Zeitung)「Ein Buch erzählt die Geschichte der Hugenotten in Buchholz- Vom Schlösschen, Spargel und der Familie Guyot(一つの本が教えてくれる、ブッフホルツでのユグノーの歴史‐城、アスパラ、そしてGuyot家)」(ドイツ語)
ユグノー博物館ホームページ「1685年10月29日発令ポツダム勅令」(ドイツ語)


Virchow-Klinikum停留所から50系統に乗ります。



Guyotstr.停留所のループ線


「Guyot」はユグノー(プロテスタントのフランス人)だった家族の名前だそう。


Guyotstr.停留所に停車中の路面電車


ベルリン中心部に戻る途中で、大きな公園があったようなので、Navarraplatz停留所で途中下車。
公園らしきところに入ってみると、本当にこれまただだっ広い公園が広がっていました。
結構雑草が生えているので、綺麗な整備がされているわけではありませんが、家族がサッカーしていたり、子供同士が小さなバスケットコートで遊んでいたりと、近所住民の憩いの場になっているようでした。
ベルリンでこういう光景を見る度、狭い公園が殆どの日本と比べて羨ましいなと感じてしまいます。


Navarraplatz停留所に停車中の路面電車


Navarraplatz停留所近くにあった大きな公園

公園を散歩した後は、路面電車を乗り継いでアレクサンダー広場(Alexanderplatz)まで行き、トワイライトの風景と路面電車を写真に収めてきました!


百貨店GALERIAとベルリンタワー


世界時計とベルリンタワー


アレクサンダー広場を通り抜ける路面電車


U Alexanderplatz(地下鉄アレクサンダー広場駅)停留所に停車中の路面電車


ドイツ鉄道高架下を通り抜ける路面電車


世界時計の横を通り抜ける路面電車


世界時計と路面電車をモノクロで!

ベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliner Mauer)近くに今も残る「ベルリンの壁(Berliner Mauer)」に触れる

こんばんは、路面電車のみならず、世界史にも興味を持っているタケオです。
現存する「ベルリンの壁」といえば、ベルリン東駅~ワルシャワ通り駅にかけてのイーストサイドギャラリー(East Side Gallery)が有名ですが、他にも「ベルリンの壁」の残されている場所があるということで、ベルリン北駅(Berlin-Nordbahnhof)近くにあるベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliner Mauer)に行ってきました。


Sバーン1・2・25系統が乗り入れるベルリン北駅


路面電車のベルリン北駅停留所


Sバーンのベルリン北駅を出ると、残されている「ベルリンの壁」を間近に見ることができ、今は壁が残されていないところでも、当時壁の立っていたことがわかる印があります。
26年前までは壁に囲まれていて人気のなかったところが、今では芝生も整備されて観光客をはじめとして人々が自由に行き交っていることに、ここ26年間の歴史の流れの速さを感じました。


縦に伸びる棒と地面に記されている印が、当時「ベルリンの壁」が立っていたことを示しています。


ベルリン北駅から北東方向と北西方向に沿って、「ベルリンの壁」が立っていました。


「ベルリンの壁」は所謂二重構造でしたが、外壁と内壁の「無人地帯」だったところは、芝生も整備されています。


「ベルリンの壁」の立っていた場所でくつろぐ、26年前にはありえなかったのんびりとした光景。

「ベルリンの壁」と路面電車


壁が残されている場所の所々には、「ベルリンの壁」の詳細な構造や、「ベルリンの壁」を越えての亡命等の説明書きがドイツ語と英語で設置されています。


1974年当時の「ベルリンの壁」の様子


年を追うごとに強化されていった「ベルリンの壁」に関する説明


崩壊直前の「ベルリンの壁」の様子


1980年に行われた、東ベルリン→西ベルリンへの亡命を防ぐための「ベルリンの壁」の強化、の説明。


東ベルリン→西ベルリンへの亡命の際に亡くなった方の顔写真


旧西ベルリン側から路面電車を見る。


第二次世界大戦とドイツ東西分断の犠牲者追悼碑(GEDENKSTÄTTE für die Opfer des Zweiten Weltkrieges und der deutschen Teilung)


無機質な「ベルリンの壁」の横を何事もなく通り抜ける路面電車


「ベルリンの壁」から25年の2014年11月9日にオープンしたばかりのベルリンの壁記念館では、ベルリン東西分断時の資料や写真を通じて、当時の様子を知ることができます。
また、この記念館の屋上に上がると、「ベルリンの壁」の詳細な構造を知ることができます。


ベルリンの壁記念館


ベルリンの壁記念館の屋上に上がると、二重構造の壁や監視塔といった、「ベルリンの壁」の詳細な構造を知ることができます。


ベルリン北駅から北東側がベルリンの壁記念館として整備されている一方、北西側はベルリン北駅公園(Park am Nordbahnhof)が整備され、人工の砂場でビーチサッカーを楽しむ若者たちや、ジャングル施設で遊ぶ子供たちの姿がありました。
「ベルリンの壁」が立っていた頃を知る人たちにとっては、このような光景は当時考えられなかったことでしょう。


ベルリン北駅公園(Park am Nordbahnhof)。向こう側には残されている「ベルリンの壁」が見えます。


「ベルリンの壁」に沿って、遊歩道が整備されています。


ベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliner Mauer)




◎行き方
SバーンNordbahnhof駅から徒歩10分程、または路面電車Gedenkstätte Berliner Mauer停留所から歩いて直ぐ

◎営業時間
火曜日~日曜日 10:00~18:00(12月26日・1月1日は12:00~18:00)
休館日:月曜日・12月24日・12月25日・12月31日

◎入場料
無料

※最新情報は下記リンクのホームページ(英語版)または日本語版PDFパンフレットをご確認下さい。
http://www.berliner-mauer-gedenkstaette.de/en/
http://www.berliner-mauer-gedenkstaette.de/de/download/japanese.pdf


2015/05/23

ライトアップされたブランデンブルク門(Brandenburger Tor)は素敵!

せっかくの長期間の滞在ということで、初めて夜遅くまで外に出てみました。


ベルリンの象徴的存在であるブランデンブルク門(Brandenburger Tor)に行ってみると、綺麗にライトアップされていて夜空との見事なコントラストを楽しむことが出来ました!


この門のすぐ向こう側に、1961年から1989年まで東西ベルリンを隔てる高い壁が存在していて、この辺りは静けさだけが充満していたということを考えると、この風景を楽しめるのは不思議な一方嬉しくもあり、当時東ドイツを発端としてあらゆる自由を求めるために立ち上がった市民に感謝しなければ、と感じました。


観光客の多い昼間に見るブランデンブルク門とは一味違った雰囲気を楽しめるので、夜にブランデンブルク門を見に行くのもおススメですよ!


ライトアップされたブランデンブルク門(Brandenburger Tor)とパリ広場(Parisier Platz)


パリ広場で歌うストリートミュージシャン


ライトアップされたブランデンブルク門を目一杯に!


ブランデンブルク門をモノクロで!


ライトアップされたブランデンブルク門を、正面から撮ってみました!


ベルリンにあるドイツ料理店でアイスバイン(Eisbein)を食べてきた!

こんばんは、肉をたらふく食べて、少しお腹が痛いタケオです(笑)
シュプレー川沿いにあるレストランDas Brauhaus GEORGBRAEUで、ベルリン名物料理だというアイスバイン(Eisbein:豚すね肉の煮込み)を初めて食べてきました!


◎アイスバインとは?


豚のすね肉を骨付きのまま食塩と薬味を調合した水に10日前後漬け込み、当日たっぷりのお湯で脂がほろほろになるまで煮込んだ料理だそうです。
参考リンク:現地こぼれ話 旅のコラム | アイスバインとアイスヴァイン |


◎アイスバインを食べての感想


肉の味がしっかりしているのと、コラーゲンを含むと思われる脂がほろほろにほどけて、とても美味でした!
ただ、じゃがいも・マッシュポテト・ザウアークラウト(Sauerkraut:塩漬けキャベツ)も付いてくるので、量の多いこと!
暫くは食べなくていいですw
でも、本当に美味しいので食べる価値アリです!!


◎おまけ:蒸留酒を飲んでの感想


僕はお酒を殆ど飲めないのですが、長期間滞在中流石に一度はビールを飲まなきゃいけないかなと思い、ドイツ滞在1ヶ月半にして、初めてビールを飲みました苦笑
流石、日本のよりホップの味や香りが濃くて、これぞ本場のビールという感じでしたが、200mlでも僕にとっては厳しかったです。。
それよりもキツかったのが、コルン(Korn)という蒸留酒。
麦類から作る蒸留酒らしいのですが、何せアルコール度数が30度以上とのこと!
何回かに分けて素早く飲んで、何とか持ちこたえましたが、蒸留酒はもうあまり飲みたくないです(苦笑)


外のテラス席でいただきました!


アイスバイン・じゃがいものソテー・マッシュポテト・ザウアークラフトに、200ml(よりもあるんじゃないか?)のビールと20mlの蒸留酒が付いて、10.92ユーロ!


Das Brauhaus GEORGBRAEU




○行き方
地下鉄Klosterstraße駅から、ニコライ地区(Nikolaiviertel)方向に歩いて、15分程

○営業時間
毎日 正午~

※最新情報は下記URLの公式ホームページ(ドイツ語版)・日本語メニューにてご確認下さい。
http://www.brauhaus-georgbraeu.de/
http://www.brauhaus-georgbraeu.de/images/Speisekarten/alacarte-2015-jap.pdf


2015/05/20

ベルリンクラシック音楽鑑賞記その3

ベルリンフィルハーモニー大ホールで、イタリア人ピアニストの巨匠マウリツィオ・ポリーニ氏のピアノ演奏を聴いてきました!

これまで外から見るだけだったベルリンフィルハーモニーの中に入るだけでもワクワク!

中に入ると、流石巨匠の演奏会ということがあってか、日本人・中国人と思しき人も思ったより多かったです。

演目は以下の通り。

シューマン『アラベスク』
シューマン『クライスレリアーナ』
ショパン『舟歌』
ショパン『ポロネーズ第7番ー幻想』
ショパン『子守歌』
ショパン『ポロネーズ第6番ー英雄』

巨匠の演奏会ということで楽しみにしていた一方、唯一の心配は、73歳のポリーニ氏がシューマン『クライスレリアーナ』やショパン『ポロネーズ第6番ー英雄』のような力強い曲をどこまで弾きこなせるか、という点にあったのですが、果たして如何に?

いよいよポリーニ氏の登場!
あれっ、歩き方がゆっくり目、しかも猫背、ますます心配になってきた。。
そして演奏開始!
うーっ、やはり力強くいきたいところで迫力が若干足りないか。
しかも多少音ズレと思しきところも。(全然言える口じゃないですがw)
勿論技術はしっかりしていますが、当初思っていた通り、シューマン『アラベスク』やショパン『子守歌』のような柔らかな曲が合っている印象。


休憩中


ショパン『ポロネーズ第6番ー英雄』まで終わったところで、アンコールをどこまでやるかと思っていたところ、観客に応えて再度登場!
さて何を弾くのか。
おおっ、ショパン『練習曲10-12ー革命』、しかし大丈夫か。。
いや、間違いがないし、力強さとその裏にある悲哀も感じ取れる、イケる!!
その後もショパン『幻想曲第8番』・『スケルツォ第3番』と大サービス!!
やはり力強さの若干の足りなさは否めなかったものの、アンコールということで気が楽になったのか、間違いがなく、悲哀な雰囲気は十分に出ていた印象でした!
ショパン『スケルツォ第3番』が終わった後、観客はスタンディングオベーション!!
こう言ってしまっては巨匠に対して大変失礼なのはわかりつつも、「終わり良ければ全て良し」、巨匠の素晴らしい演奏を耳目に焼き付けることが出来て、大変満足な夜を過ごせました!



演奏終了後



明るく照らされたベルリンフィルハーモニー