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2018/02/24

ロシア・モスクワ旅行 Part 4-大晦日にクリンにあるチャイコフスキーの家博物館に行ってみたけど。。。

前回Part 3はこちら


ロシア2日目は2017年最後の日。


モスクワから列車で1時間ちょっとで行けるクリン (Клин, Klin) という地方都市には、ロシアの生んだ大作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Peter Ilyich Tchaikovsky) がかつて住んでいた家を改装したチャイコフスキーの家博物館 (Государственного мемориального музыкального музея-заповедника П.И. Чайковского, The Tchaikovsky State Memorial Musical Museum-Reserve) があるとのこと。

クラシック音楽好きの僕としては是非訪れたいと博物館に行ってみたのですが。。。




























地下鉄駅で地下鉄・路面電車・バス共通3日券購入


クリンに行く列車はレニングラーツキー駅 (Ленинградский вокзал, Leningradsky Railway Terminal) から出ているとのこと。

朝食を取った後、レニングラーツキー駅近くの地下鉄コムソモリスカヤ駅 (Комсомольская, Komsomolskaya) まで行くために、ホテル近くの地下鉄クズネツキー・モスト駅 (Кузнецкий мост, Kuznetsky Most) で地下鉄の乗車券購入に挑戦



モスクワ地下鉄クズネツキー・モスト駅入口。
時計は既に午前8時を回っているものの、まだまだ夜といった印象。




ここで僕は、地下鉄・路面電車・バスの公共交通に乗り放題の3日券を買おうと、勇気を振り絞ってロシア語しかわからなさそうなおばあちゃんのいる窓口へ。

事前にモスクワ地下鉄公式ウェブサイトをGoogle翻訳で解読しながら、乗り放題チケットの意と思われたЕдиныйをスマートフォンのメモ帳に記しておき、それを指しながら指で「3」を作ると。




何とか3日券400ルーブル(約800円)購入成功!






















後で再度調べてみたところ、カードに書かれているロシア語Eдиныйは「共通」という意味らしく、カード右側に表示されている地下鉄・バス・トロリーバス・路面電車のマークが、どの交通手段も「共通」して乗車出来ることを示しているようです。





一定期間乗り放題カードを買うか「トロイカ」を買うか


モスクワ地下鉄に乗るには、今回僕の購入したような一定期間乗り放題のカード(3日券の他に1日券・7日券が存在)だけでなく、首都圏でいうSuicaやPASMOのようにチャージしながら使い、通常の券売機できっぷを買うよりも安く乗れる「トロイカ (Тройка, Troika) 」というカードもあるそう。(通常きっぷ55ルーブルのところ36ルーブル。)

このトロイカは、カード自体の購入に50ルーブル(約100円)掛かり、自動券売機でチャージしながら使うとのこと。

しかし僕は見知らぬ土地でいちいちチャージするのが面倒臭いと感じ、地下鉄だけでなく他の公共交通機関にも残額を気にすることなく気軽に乗れる3日券を選択したわけです。

ただ皆さんは皆さんなりの乗車頻度や用途に応じて、トロイカを購入するか

尚、僕が3日券を購入した際は400ルーブルでしたが、今記事を書いている時点でモスクワ地下鉄公式ウェブサイトを見てみたところ、3日券が415ルーブル(約830円)に値上がりしている模様なので、これからモスクワに行かれる方はご注意を!


※参考リンク
モスクワ地下鉄公式ウェブサイト(ロシア語)







地下鉄でレニングラーツキー駅近くのコムソモール駅へ!


目的のコムソモリスカヤ駅はモスクワ地下鉄1号線と5号線が乗り入れているところ、クズネツキー・モスト駅は7号線のみが通っています。

しかしクズネツキー・モスト駅は1号線の乗り入れるルビャンカ駅 (Лубянка, Lubyanka) に改札を通ることなく行くことが出来るので、クズネツキー・モスト駅からルビャンカ駅まで歩いて1号線に乗り、コムソモリスカヤ駅へ向かいました

首都圏を例にとると、赤坂見附駅と永田町駅が、駅名は別名だけど、改札を通ることなく両駅を行き来できるのと同じですね。



クズネツキー・モスト駅改札からホームまでの長いエスカレーター。
広告は出ましたが、やっぱり地下深し!




クズネツキー・モスト駅ホームを経由してルビャンカ駅へ!




ルビャンカ駅からモスクワ地下鉄1号線に乗車!




1号線コムソモリスカヤ駅に到着!
重厚な柱が印象的。




ロシア語でレニングラーツキー駅「Ленинградский вокзал」と書かれている表示を頼りに出口を目指します。





コムソモリスカヤ駅内で共産主義をモチーフにしたと思われる絵が、レニングラーツキー駅方面出口の目印。
しかし、このような豪勢な絵を地下鉄駅に作るとは、流石旧ソ連。





コムソモリスカヤ駅出口で、床に英語で「Leningradsky Rail Terminal」で書かれている方向の改札を出ると、レニングラーツキー駅に出ることが出来ました。






レニングラーツキー駅からクリン駅へ!


コムソモリスカヤ駅からレニングラーツキー駅方面へ出ると。




レニングラーツキー駅のきっぷ売り場らしき箇所発見!








ここでまたもや勇気を振り絞り、これまた事前にスマートフォンのメモ帳に記しておいたクリンのキリル文字表記Клинを売り場窓口の係員に見せると。




クリン駅までのきっぷ300ルーブル購入成功!










何かレシートっぽく見えてしまいますが(笑)、下にあるQRコードが非常に重要。

自動改札機でこのQRコードを読み込ませることで、ホームに入ることが出来ました。



レニングラーツキー駅電光掲示板一番上に表示されていた、8:43発トヴェリ (Тверь, Tver) 行き「ラーストチカ (Ласточка, Lastochka) 」に乗ります。




レニングラーツキー駅の自動改札で、先ほど購入したきっぷに表示されているQRコードを読み取らせることで、ゲートが開きました。




レニングラーツキー駅からクリン方面列車に乗るために「Suburban trains」のサイン通りに進みます。




レニングラーツキー駅構内にあったファストフード店




レニングラーツキー駅ホームに辿り着き、クリン方面の列車を探し出したのですが。




うわっ、何かめっちゃ新しめの電車なんですけど!!

























この電車はキリル文字で「ЭС2Г」、ラテン文字「ES2G」と表記される形式で、
製造会社は独ジーメンス社 (Siemens) らしいです。

この形式の使われる列車が「ラーストチカ」で、高速鉄道とまではいかなくても、主要駅のみ停車の速達タイプなのだそう。

英語のアナウンスはなく「クリン」の発音を聞き逃さないように気を付けて、最新電車の乗り心地を楽しみながら一路クリンへ!



参考リンク
高速列車Lastochka | ロシア鉄道(英語)



「ラーストチカ」がレニングラーツキー駅を定刻通りに出発!




「ラーストチカ」車内は2+2の座席配列とゆったりとした作り。




「ラーストチカ」車内を乗務員が車内改札しにやってきて、きっぷにパンチを空けました。




高速列車「ラーストチカ」の最高時速は160km!
日本でのJR特急レベル!





レニングラーツキー駅を出発して55分、高速列車「ラーストチカ」がクリン駅に到着!




クリン駅はシンプルな地方駅という印象。






クリン駅からミニバスでチャイコフスキーの家博物館まで行けたが。。。


僕は旅行前にロシア版Googleと言われるYandexの地図サービス(英語版)でクリン駅からチャイコフスキーの家博物館近くまで行けるバス路線を検索。

クリン駅東側出口にある駅停留所 (Вокзал) からチャイコフスキー博物館停留所 (Музей Чайковского) で下車し、目的地を目指しました。



クリン駅東側出口から歩いて3分程のところにある駅停留所




Yandex英語版での、クリン駅からチャイコフスキーの家博物館方面バス・ミニバス停留所までの経路




ミニバス5番系統に恐る恐る乗車!





ミニバス5番系統は一律35ルーブル(約70円)のようです。





チャイコフスキー博物館停留所で下車し、車進行方向とは逆方向へ歩きます。




チャイコフスキー博物館停留所から歩いて最初のT字路を左に曲がります。





ラテン文字で「P.I. TCHAIKOVSKY museum-preserve」と書かれている標識が目印。




途中で典型的な(?)ロシアのアパートを通過。




チャイコフスキーの家博物館の全体図がある交差点で左に曲がります。



チャイコフスキー博物館停留所から歩いて約10分(この停留所、チャイコフスキー博物館という名前ですが全然近くありません。。。)。

そして。




つ、ついにチャイコフスキーの家博物館らしき建物を発見!






















入口と思われる箇所に近づいてみると。




あれっ、博物館の中暗すぎやしませんか?






















えっ、まさか、そんな。。。

うわっ、これって、31日は休館ってこと~???。。。






確かに公式ウェブサイトで、Google翻訳を駆使して解読して、1月2日・3日・7日は休館だということはわかったのですが。

ちゃんとウェブサイトを見たはずなのですが、もうあれこれ言っても仕方ありません。

クリンへの旅は、ただロシア鉄道の最新車両乗車体験のみ終わってしまいました(苦笑)。


※参考リンク
モスクワタイムズ2017年12月20日付「クリンで見つけたチャイコフスキーとおもちゃ (Tchaikovsky and Russian Toys in Klin) 」(英語)






クリン駅からチャイコフスキーの家博物館に行くバスの系統


チャイコフスキーの家博物館に入ることは出来ませんでしたが、博物館まで辿り着くことは出来ましたので、一応のメモ。

Yandexで調べたところ、クリン駅からチャイコフスキーの家博物館近くの停留所まで行けるバスはいくつもあるようなのですが、比較的運行間隔が短いのは、ミニバス5系統とバス18系統(クリン駅へ戻る時は17系統)の2種類のようです。

僕の経験上からすればの話ですが、頻繁に運行していて料金も安いミニバス5系統に乗るのが最善だと思います。







チャイコフスキーの家博物館公式ウェブサイト


http://tchaikovsky-house-museum.ru/
(残念なことに英語版が工事中のようなので、Google翻訳で英語に直してから見てみるのが良いかと思います。)




クリン駅に戻ろうとバスに乗車したは良いが。。。


時間を掛けてチャイコフスキーの家博物館に辿り着いたにもかかわらず中に入れなかった失望感を抱えたまま、僕はバスでクリン駅に戻ることに。



チャイコフスキー博物館停留所でバスを待っていると、普通のバスがやって来ました。
電光表示でクリン駅を表すВокзалが表示されていたので、この17系統に乗り込みました。



しかし、バスに乗り込んだはいいものの、いくら運賃を払えばいいのかさっぱりわからず。


バスの中に数字らしき表示がないかキョロキョロ見回していると、料金カバンを肩にかけたおばさんが近づいてきましたのですが。。。




料金徴収係のおばさん:xxxx!(料金ちゃんと払って下さい!←多分)
僕:How much?(いくらですか?)
料金徴収係のおばさん:xxxx!(料金ちゃんと払って下さいよ!←多分
僕:How much?(だからいくらですかって?)
近くにいた40代くらいの男性:xxxx!(とにかく札でも硬貨でもいいから出すんだよ!←多分
僕:(黙って100ルーブル札を差し出す)
料金徴収係のおばさん:x!(1)x!(2)x!(3)x!(4)x!(50)xxxx!(はいおつり54ルーブルね!←多分


ちょ、ちょい、数字の1(one)とか2(two)すら英語が言えないって。。。(泣)




運賃支払いでここまで苦労するとは、全くの想定外でした。

以前ロシアに行ったことがあるという同僚から、「ロシアは本当に英語が通じないよ」と聞かされてはいましたが。

いくら地方都市とはいえまさかここまで出来ないとは。。。

とは言え、一応の料金は払ったので、何とかクリン駅に戻ることが出来ました。

しかし、先ほどのミニバスと同じルートなのに、運賃が46ルーブル(約92円)と11ルーブル(約22円)も差があるとはどういうことなんでしょうか。。。

まあいずれにしても日本の一般的なバス運賃よりはるかに安いことには変わりないのですが。



バス17系統がクリン駅に到着!





クリン駅周辺を散策


バスでクリン駅に戻りましたが、モスクワに戻る電車が出発するまではまだ時間がありました。

このまま終わるのは勿体ないと思い、ロシア地方都市とはいかなるものかという観点からクリン駅周辺を歩き回って見ました。



クリン駅直ぐ近くにあるショッピングモール。
マクドナルドも入居しています。




クリン駅直ぐ近くのショッピングモールの中の様子。
大晦日の割にはさほど人が多くないのかな?




昔何に使われていたのか全くわからず。。。





クリンのバスターミナルのようです。




右側緑色の文字が「スーパーマーケット」。
この時点で、キリル文字からラテン文字への転写の法則が少し見えてきました!
しかし、なぜ「r」が「p」になってしまうのか。。。





ワンちゃんはロシアの寒さもものともせず?




クリン駅近くに昔ロシア正教の教会が立っていたのでしょうか?





溶けた雪と排気ガスが混じったのか、クリンを走るバスが黒すぎる。。。




キオスクで売られている雑誌の中に、プーチン大統領表紙の雑誌が堂々と!




Part 5へ続く。





ロシアへの旅行に関しては、こちらの書籍もご参考に!