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2016/01/30

ソウルのおしゃれカフェ-アヌッ(아눅)

日本人に負けず劣らずどころか、日本人よりもコーヒーが大好きな韓国人。
韓国ではチェーン店が主に幅を利かせていますが、個人経営のカフェも少なくありません。
そこで、僕が住んでいる地域周辺を中心に、独特な雰囲気を持つカフェを紹介していきたいと思います
今回紹介するのはアヌッ(아눅)です。


アヌッ(아눅)


アヌッは、高麗大学校(고려대학교)安岩キャンパス(안암캠퍼스)近くにあるカフェですが、政経館(정경관)近くの門やソウル地下鉄6号線(서울지하철6호선)安岩駅(안암역、アナムニョッ)に近いです。


アヌッの外観


◎アヌッのメニュー


アヌッのメニューには、コーヒーだけでなく、果物を100%使ったジュースや、サンドウィッチ・パニーニ等の食事類もあり、ドリンクを飲むだけでなく、ランチも楽しめるカフェとなっています。
飲み物の値段は4,000ウォン(約370円)前後と多少高め、食事類は6,500ウォン(約600円)前後です。


アヌッの食事類メニュー。
サンドウィッチやパニーニが主。


アヌッ店内の雰囲気


アヌッの店内は、木目調のテーブルや椅子を主に配置する等落ち着いた雰囲気が醸し出されており、高麗大学校の学生が1人席で長時間勉強する姿もよく見掛けます。
座席数は約30席ほどですが、偶に団体利用客で埋まる以外は混むことは滅多にありません。


店内にはWI-FIが整備されており、レジに記載されているIDとパスワードを入力すれば、WI-FIに接続することができます。
僕のiPad miniにWi-FIを接続させて操作してみたところ、動画視聴等の重いファイルでもストレスを感じることのない速さで利用することができました。
コンセントの付いている席が多数ありますので、充電しながらのパソコン利用も可能です。


アヌッの店内


アヌッではWI-FIの利用も可能です!


◎まとめ


アヌッは、価格設定は高めではありますが、それ相応の飲み物・食事や雰囲気を楽しめるカフェです。
特に6,500ウォン(約600円)の減塩ベーコンオムレツサンドウィッチは、バルサミコ酢が隠し味で効いていて、非常に美味しかったです。
これから高麗大学校に留学される方は是非一度利用してみてはいかがでしょうか?

ユネスコ世界文化遺産登録の水原華城を1周してきた!

こんばんは、タケオです。
ソウル首都圏鉄道ぶらり旅第10弾で訪れた新盆唐線(신분당선、シンブンダンソン)光教駅(광교역、クァンギョヨッ)周辺からバスで水原華城(수원화성、スウォンファソン)まで行き、水原華城を1周した様子を紹介したいと思います。


光教駅から歩いて10分程の京畿大学校後門・水原博物館(경기대학교후문.수원학물관)停留所から、市内バス60系統に乗車。


長安公園(장안공원)停留所で降りました。


◎水原華城


水原華城は、李氏朝鮮第22代正祖(정조)の命により、行宮(臨時宮殿)として建てられた華城行宮(화성행궁、ファソンヘングン)とほぼ同時期の1794年~1796年にかけて建設されたものです。
日本の植民地支配や朝鮮戦争の戦火によって一部が破損・損失となったようですが、築城直後に発刊された『華城城役儀軌(화성성역의 궤)』に基づき、1979年までに当時の姿に復元されたということです。
1997年にユネスコ世界文化遺産に指定されました。


※参考リンク


◎長安門~華西門~八達門



水原華城の正門である長安門(장안문、チャンアンムン)。
『長安』は首都を象徴し、民の安寧を意味するそう。


長安門を近くで見ると、迫力があります!


城郭を歩くには、入場券を購入する必要があります。


長安門のすぐ傍を八達路(팔달로、パルタルロ)が通ります。


水原華城西側の門である華西門(화서문、ファソムン)。


華西門から先は八達山(팔달산、パルタルサン)となり、かなりきつい坂でした。。


八達山の頂上には、水原華城に駐屯する兵士らの指揮をしていた総指令所だったという西将台(서장대、ソジャンデ)があります。
別名を華城将台(화성장대、ファソンジャンデ)というそう。


西将台からは、水原市の様子を一望できます。


西将台からは、華城行宮や水原ワールドカップ競技場も見ることができます。


水原から東京までは、距離にして1,147kmだそう。


水原華城にも、3.1独立運動記念塔(右)や大韓民国独立記念碑(左)なるものがあります。


八達山を下ります。


水原華城南側の門である八達門(팔달문、パルタルムン)。
四方に通じるという意味の『四通八達』に因んで名付けられたそう。


◎八達門~蒼龍門~長安門


八達門から水原川(수원천)方向に進むと、市場街になります。


八達門市場(팔달문시장、パルタルムンシジャン)


鮮魚店に並ぶ魚。
秋刀魚(꽁치、コンチ)は季節が過ぎているような気もしますが。。


池洞市場(지동시장、チドンシジャン)入口


水原華城付近の露店。
こういった光景は日本ではもう多くはありませんよね。


城郭周り再開!

水原華城の東側の門である蒼龍門(청룡문)。
『蒼龍』の名の由来は風水から来ているそう。
現在補修工事中。。


蒼龍門近くで凧を揚げていました!


長安門に戻りました。


◎まとめ


僕の今回の旅では、水原華城を1周するのに2時間10分ほど掛かったのですが、途中の市場にある店で食べるなどゆっくり楽しみたい方は、約3~4時間あれば十分に楽しめることと思います。
今回僕は訪れませんでしたが、華城行宮と合わせて観光する場合は、1日かけて観光した方が良いかと思います。
皆さんも李氏朝鮮時代の趣残る城郭と現代の姿を見に、水原に行ってみてはいかがでしょうか?


水原華城

○行き方

ソウルから鉄道+バスの場合
KORAIL水原駅付近の水原駅・AKプラザ(수원역.AK프라자)停留所から市内バス60、310、900系統等で長安公園停留所下車。
KORAIL水原駅付近の水原駅・ノボテル水原(수원역.노보텔수원)停留所から市内バス11、13系統で八達門停留所下車。

ソウルからバスの場合
蚕室駅1番・11番出口(잠실역1번.11번출구)停留所から直行バス1007系統で長安公園停留所下車。
舎堂駅(사당역)停留所から直行バス7770系統で長安公園停留所下車。
江南駅(강남역)4番または5番出口近くの江南ナラビルディング(강남나라빌딩)停留所から直行バス3000系統で八達門停留所下車。

○入場料
1,000ウォン

水原華城の北側をガイド付きで回る、華城列車(화성열차)。
料金は1,500ウォン。

ソウル首都圏鉄道ぶらり旅‐新盆唐線延伸区間亭子~光教間開業初日、光教駅周辺を散策してきた!

こんばんは、鉄道旅好きのタケオです。
ソウル首都圏鉄道ぶらり旅第10弾として、本日延伸区間が開業したばかりの新盆唐線(신분당선、シンブンダンソン)に乗り、終点の光教駅(광교역、クァンギョヨッ)周辺を散策してみました!


◎新盆唐線


新盆唐線は、建設会社を中心とした民間コンソーシアムによって建設・運営されている路線で、ソウル特別市(서울특별시)江南区(강남구、カンナムグ)江南駅(강남역、カンナムヨッ)から、京畿道(경기도、キョンギド)水原市(수원시、スウォンシ)光教駅を結んでいます。
新盆唐線株式会社(신분당선주식회사)の建設により、2011年9月に江南~亭子(정자)間が開業、京畿鉄道株式会社(경기철도주식회사)の建設により、本日2016年1月30日に亭子~光教間が開業しました。
運営は全区間ネオトランス株式会社(네오트랜스주식회사)が行っています。


新盆唐線の特徴としては、韓国のデアティーアイ株式会社(대아티아이주식회사)開発の無線列車制御システム(CBTC, Communications-Based Train Control)を導入して無人運転を行っていることです。
このシステムは、日本においてはJR東日本常磐線緩行線に導入予定とのことです。
また、他の地下鉄や首都圏電鉄の路線とは異なる料金体系となっており、初乗り運賃が2,150ウォンと、他路線の1,250ウォンと比べて約1.7倍もします。


尚、韓国発の複数のニュースを総合すると、新盆唐線は、2020年には光教中央(광고중앙、クァンゴチュンアン)~好梅実(호매실、ホメシル)間、2025年には江南~龍山(용산、ヨンサン)間が更に延伸開業する予定となっているようです。


※参考リンク

2014年12月24日付韓国経済新聞 新盆唐線効果に期待をかける龍山(韓国語)
2015年12月22日付中部日報 光教~江南30分台 新盆唐線延伸区間1月30日より運行開始(韓国語)
一般社団法人日本鉄道技術協会特別寄稿 CBTCへの流れをどう捉えるか
2014年5月22日付東日本旅客鉄道株式会社 常磐緩行線へのCBTC導入検討の設計契約をタレスと締結しました


江南駅に掲載されている新盆唐線時刻表。
日中は8分間隔の運行。


新盆唐線車両内の液晶モニターに表示された、新盆唐線路線図。


江南駅で見ることのできる、ネオトランス株式会社の電子公告


韓国の現代ロテム株式会社(현대로템주식회사)製造新盆唐線車両の連結部。
各ドア上部と連結部上部に液晶モニターが付いてます。


新盆唐線車両の先頭車両。
写真でもわかるように、運転台がありません。


◎江南~光教


江南駅から新盆唐線で光教駅まで乗ってみました。
開業初日にもかかわらず、開業イベントらしき行事はなく、普段と変わらない雰囲気に寂しさを感じざるを得ませんでした。
しかし、後に調べてみると、開業前日に光教中央駅近辺で、国土交通部(日本の国土交通省に相当)長官、京畿道知事、地元住民等約500人参加の開通式が行われていたようです。
何故開業日じゃないのか。。


江南駅3番出口


江南駅の新盆唐線改札エリアは、若干高級感漂う雰囲気。


江南駅新盆唐線ホーム


かつての終着駅亭子駅


2面4線ホームの光教中央駅


光教中央駅を出発し、光教駅に向かうために右方向へ分岐。
真っ直ぐ進むと引き上げ線になりますが、これが将来は好梅実方面へ続くことになると思われます。


少ないですが、韓国にも鉄道ファンはいます!


光教駅に到着!
光教駅は新盆唐線で唯一の地上駅。
車両前面に開業祝いマークがあっても良いと思うのですが。。


車両基地に引き上げる新盆唐線車両


光教駅は橋上駅舎。


光教駅改札。
開業初日にもかかわらず、ひっそり。。


新盆唐線の広告


光教駅2番出口。
「慶祝 新盆唐線延伸区間(亭子~光教)開通」の幕が何故か寂しく見えます。。


光教駅1番出口

※参考リンク

2016年1月29日付聯合ニュース 光教~江南37分 新盆唐線延伸区間 30日に初運行(韓国語)


◎光教駅周辺を散策


水原市にある光教駅の周辺には、京畿大学校(경기대학교)のキャンパスや新興住宅地が立ち並んでいます。
光教駅周辺は、京畿道水原市と龍仁市(용인시、ヨンインシ)にまたがって開発されている光教新都市(광교신도시、クァンギョシンドシ)の一部のようで、まだ発展途上中という印象を持ちました。


光教駅2番出口近辺の住宅地。
写真でもわかる通り、まだまだ建設中の住宅があります。
建設に伴う騒音とほこりがひどいせいか、既に立っているマンションには「騒音・ほこり、これ以上耐えられない。しっかりとした対策を」との垂れ幕が掛っています。


街灯に垂れかかっていた、新盆唐線延伸区間開通を祝う垂れ幕。


光教駅1番出口周辺の商業施設・オフィスビル


光教駅周辺は、日本大都市圏の高級住宅地と似た雰囲気。
しかし、空きスペースも少なくなかったので、発展はこれからといったところ。


光教駅1番出口周辺にある、昨年建ったばかりのマンション。
今まで見てきたマンションと比べて階数が少なく、雰囲気も高級感が漂います。


京畿大学校キャンパス入口


◎まとめ


いかがでしたでしょうか?
新盆唐線はまだまだ延伸計画があるので、これからの発展が楽しみな路線の一つと言えるのではないのでしょうか。
しかし、非常に高い運賃は流石に何とかしてほしいところ。
他の路線と運賃体系が統一されるのはいつになるのやら。。