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2017/09/06

シリーズドイツ連邦議会総選挙2017 Part 2 - 議席獲得を狙うドイツの政党についておさらいしてみた!

前回Part 1はこちら


北朝鮮情勢だけでなく、ドイツ政治情勢の行く末を見守っているタケオです。

2017年9月24日のドイツ連邦議会総選挙まで1ヶ月を切りました

今回はドイツ連邦議会総選挙での議席獲得を狙うドイツの政党について、2017年1月時点で議席数の多い順に紹介していきます。

尚、僕はドイツ政治専門家というわけではありませんので、僕自身も勉強という意味で、主にドイツ語資料を参考にしながら見ていきたいと思います。

目次
1. ドイツ連邦議会総選挙における政党の選挙戦略の流れ
2. ドイツキリスト教民主同盟 (CDU)
3. ドイツ社会民主党 (SPD)
4. 左翼党 (Die LINKE)
5. 同盟90/緑の党 (Bündnis 90/Die Grüne)
6. バイエルン・キリスト教社会同盟 (CSU)
7. 自由民主党 (FDP)
8. ドイツのための選択肢 (AfD)
9. 終わりに





ドイツ連邦議会総選挙における政党の選挙戦の流れ



ドイツの政党を紹介する前に、ドイツ連邦議会総選挙の選挙日前に、ドイツの政党がどのような活動をするのかを見ていきます。

ドイツでは、日本のように選挙の告示日以降でなければ街頭演説等の選挙運動をしてはならないというものはないそうで、主に党内投票にて選挙戦における顔となる代表候補者 (Spitzenkandidat) 、特にドイツ連邦議会で多くの議員を抱えている政党については首相候補者 (Kanzlerkandidat) が選出されてからが実質的な選挙運動のスタートと言えるようです。

今回のドイツ連邦議会総選挙における政党別代表候補者が決まったのは、昨年2016年12月~2017年4月にかけてでしたので、日本の選挙運動と比べると随分早くから政党の公約アピールが始まることとなります。

代表候補者は総選挙での公約 (Wahlprogramm) 作成を先導し、ラジオ・テレビ局からのインタビューもこなします。

以降の章から各政党のことを詳しく見ていきます。



ドイツキリスト教民主同盟 (CDU)


党設立年:1945年
2013年小選挙区獲得数:191
2013年比例代表得票率:34.1%
2017年1月現在議席数:253


党設立以来保守の流れを汲んでいますが、昨今は2022年までのドイツ内原子力発電所全廃や移民・難民の積極的受け入れ等中道右派寄りになっている、ドイツの代表的政党

旧西ドイツ時代から数えると、コンラード・アデナウアー(Konrad Adenauer)、ルードヴィヒ・エアハルト (Ludwig Erhard) 、クルト・ゲオルク・キージンガー (Kurt Georg Kiesinger) 、ヘルムート・コール (Helmut Kohl) 、そして現在のアンゲラ・メルケル氏 (Angela Merkel) と、これまで5人の首相を送り出しています。

前回2013年のドイツ連邦議会総選挙では、バーデン=ヴュルテンベルク州 (Baden-Würtemburg) 、メクレンブルク=フォアポンメルン州 (Mecklenburg-Vorpommern) 、ザクセン州 (Sachsen) 、ザクセン=アンハルト州 (Sachsen-Anhalt) 、ザールラント州 (Saarland) 、チューリンゲン州 (Thüringen) 6州の全小選挙区を制する等して、第一党の座を獲得しました。

幼少期から東西ドイツ統一 (Wiedervereinigung) までを旧東ドイツで過ごし、2005年から首相の座に就いているメルケル氏が、2016年11月の記者会見で4期目の首相を目指すことを表明しました。



ドイツ連邦政府オープンデー (Tag der offenen Tür der Bundesregierung) にて、連邦首相府 (Bundeskanzleramt) でドイツ一般民衆と握手するアンゲラ・メルケル氏(2015年8月30日撮影)



ドイツ公共放送局ARDの、アンゲラ・メルケル氏とのインタビュー番組(2017年7月16日放送)


参考リンク
ドイツキリスト教民主同盟公式ウェブサイト(ドイツ語)
1949年以降の首相|ドイツ連邦首相府(ドイツ語)

ドイツ社会民主党 (SPD)


党設立年:1875年(ドイツ社会労働党として)
2013年小選挙区獲得数:58
2013年比例代表得票率:25.7%
2017年1月現在議席数:193


1871年のプロイセン王国 (Königreich Preußen) によるドイツ統一から僅か4年後にドイツ社会労働党 (Sozialistische Arbeiterpartei Deutschlands, SAP) として結党された、中道左派路線の歴史ある政党で、1890年から現政党名。

これまでヴィリー・ブラント (Willy Brandt) 、 ヘルムート・シュミット (Helmut Schmidt) 、ゲアハルト・シュレーダー氏 (Gerhard Schröder) の3人が首相の座に就きました。

前回2013年のドイツ連邦議会総選挙では、ブレーメン市 (Bremen) とハンブルク市 (Hamburg) でドイツキリスト教民主同盟より多くの小選挙区議席を勝ち取ったものの、議会第一党とはなりませんでした。

それでも現在は、キリスト教民主同盟・バイエルン・キリスト教社会同盟と共に、いわゆる「大連立 (Große Koalition) 」を組んで政権運営の一翼を担っています。

しかし、2017年3月の党員投票において異例の100%支持で党首及び首相候補者に選出された前欧州議会議長マルティン・シュルツ氏 (Martin Schluz) は、メルケル氏との対決姿勢を鮮明にし、今回の総選挙でシューレーダ氏時代以来の第一党の座並びに政権奪回を狙っています。



ドイツ公共放送局ARDの、マルティン・シュルツ氏とのインタビュー番組(2017年5月15日放送)


参考リンク
ドイツ社会民主党公式ウェブサイト(ドイツ語)
1949年以降の首相|ドイツ連邦首相府(ドイツ語)
マルティン・シュルツ‐100%候補者|ツァイト紙(ドイツ語)



左翼党 (Die LINKE)


党設立年:2007年
2013年小選挙区獲得数:4
2013年比例代表得票率:8.6%
2017年1月現在議席数:64


ドイツ社会民主党にもかかわらず、2003年に発表された「アジェンダ2010 (Agenda 2010) 」等中道路線に舵を切っていたシュレーダー政権への批判勢力が集結して結党された、文字通り左派傾向の強い政党

旧東ドイツ地域で強い地盤を持っていて、前回2013年のドイツ連邦議会総選挙では、旧東ベルリン (Ost-Berlin) 地域内の4つの小選挙区で議席を獲得した他、ベルリン市 (Berlin) を除く旧東ドイツ州の比例代表得票率が全て20%を超えました。

今回の総選挙での代表候補者は、党内対立の関係から、現党首であるカトヤ・キッピング氏 (Katja Kipping) とベルント・リーキシンガー氏 (Bernd Riexinger) ではなく、父親がイラン人で旧東ドイツ・イェーナ (Jena) 出身のザーラ・ヴァーゲンクネヒト氏 (Sahra Wagenknecht) と、旧東ドイツ時代は支配政党のドイツ社会主義統一党 (Sozialistische Einheitspartei Deutschlands) の党員だったディートマール・バルチュ氏 (Dietmar Bartsch) が選出されました。



ドイツ語国際放送局ドイッチェ・ヴェレの、ザーラ・ヴァーゲンクネヒト氏とのインタビュー番組(2017年6月29日放送)


参考リンク
左翼党公式ウェブサイト(ドイツ語)
2013年ドイツ連邦議会総選挙結果資料3|ドイツ選挙管理委員会(ドイツ語)
ザーラ・ヴァーゲンクネヒト|ドイツ連邦議会(ドイツ語)
ディートマール・バルチュ公式ウェブサイト(ドイツ語)
ツァイト紙2016年12月4日配信「バルチュとヴァーゲンクネヒトが左翼党代表候補者に (Bartsch und Wagenknecht sind Spitzenkandidaten der Linken) 」(ドイツ語)



同盟90/緑の党 (Bündnis 90/Die Grüne)


党設立年:1993年
2013年小選挙区獲得数:1
2013年比例代表得票率:8.4%
2017年1月現在議席数:63


1980年に旧西ドイツで産声を上げた緑の党 (Die Grüne) と、1991年に結党された同盟90 (Bündnis 90) が1993年に合併して誕生しました。

大都市や、黒い森 (Schwarzwald) が位置するバーデン=ヴュルテンベルク州で比較的厚い支持層を持ち、前回2013年のドイツ連邦議会総選挙では、ベルリン市内の小選挙区1つ分の議席を獲得した他、 ベルリン市・ブレーメン市・ハンブルク市・バーデン=ヴュルテンベルク州の比例代表得票率が10%となりました。

今回の総選挙での代表候補者としては、現共同代表の一人である、トルコから合法出稼ぎ労働者 (Gastarbeiter、ガストアルバイター) としてドイツにやって来た両親の下で育ち、トルコ系ドイツ人としては初の連邦議会議員となったジェム・オズデミル氏 (Cem Özdemir) 。

そしてもう一人は、オズデミル氏との対立が深まっていたもう一人の共同代表ジモーネ・ペーター氏 (Simone Peter) ではなく、旧東ドイツ出身で、1989年には母国の民主化運動に参加していたカトリン・ゲーリング=エッカルト氏 (Katrin Göring-Eckardt) が選出されました。



ドイツ語国際放送局ドイッチェ・ヴェレの、ジェム・オズデミル氏とのインタビュー番組(2017年7月19日放送)



ドイツ公共放送局ARDの、カトリン・ゲーリング=エッカルト氏とのインタビュー番組(2017年7月2日放送)


参考リンク


バイエルン・キリスト教社会同盟 (CSU)


党設立年:1945年
2013年小選挙区獲得数:45
2013年比例代表得票率:7.4%
2017年1月現在議席数:56


バイエルン州 (Bayern) の地域政党ですが、1949年より現在まで継続してドイツキリスト教民主同盟と連立を組んでいて、国政にも進出しています。

ドイツキリスト教民主同盟はバイエルン・キリスト教社会同盟と選挙協力を行い、バイエルン州の小選挙区では全てバイエルン・キリスト教社会同盟所属の候補者として立候補しています。

前回2013年総選挙においては、バイエルン州に45ある小選挙区で全て議席を獲得した上に、比例代表で更に11議席を上乗せしました。

党首であるホルスト・ゼーホーファー氏 (Horst Seehofer) を中心に保守傾向が強く、連立先のトップであるメルケル首相とは、特に移民・難民受け入れ政策を中心に度々対立しますが、2017年2月にはゼーホーファー氏がメルケル氏の4期目の首相挑戦を容認しています。


参考リンク

自由民主党 (FDP)


党設立年:1948年
2013年小選挙区獲得数:0
2013年比例代表得票率:4.8%(議席獲得資格無し)
2017年1月現在議席数:0


1948年に旧西ドイツ中の自由主義を標榜する少数政党が結集して誕生した、主に国民自由主義を掲げる政党

日本の同名の政党とは全く異なり、第一党となったことは一度もありませんが、1949年~2013年まで途切れることなくドイツ連邦議会に議員を送り込み、時にはドイツキリスト教民主同盟、またある時はドイツ社会民主党の連立パートナーとして重要な役割を果たしたこともあったようです。

しかし前回2013年の総選挙では、小選挙区で1つも勝てなかったどころか、比例代表得票率でも4.8%と、議席配分条件の5%に僅かに届かず、1949年以来の議席無しとなってしまいました。

前回の総選挙後に、当時若干34歳だったクリスティアン・リントナー氏 (Christian Lindner) が党首に就任、今回の総選挙では代表候補者としても議席回復、そしてその先の政権への連立パートナーとしての参加を狙っています。



ドイツ語国際放送局ドイッチェ・ヴェレの、クリスティアン・リントナー氏とのインタビュー番組(2017年8月23日放送)


参考リンク
自由民主党公式ウェブサイト(ドイツ語)
2013年ドイツ連邦議会総選挙結果資料3|ドイツ選挙管理委員会(ドイツ語)
自由民主党について|ドイツ連邦政治教育センター(ドイツ語)



ドイツのための選択肢 (AfD)



党設立年:2013年
2013年小選挙区獲得数:0
2013年比例代表得票率:4.7%(議席獲得資格無し)
2017年1月現在議席数:0


前回2013年総選挙の5ヶ月前に誕生したばかりの新しい政党。

いわゆる「ユーロ危機」における、財政危機に陥っていた欧州連合加盟国への財政支援への反対が党結成の契機であるため、統一通貨ユーロからの離脱が真っ先の党公約になっています。

しかし、難民申請受け入れの特定機関を通じての厳格化、モスクの外国からの財政支援禁止、ヒジャブ着用禁止、同性婚反対等をも党是としていて、周囲からは極右政党との評価が一般的です。

前回の総選挙では、結党から総選挙までの期間が短すぎたからか議席獲得には至りませんでしたが、それでも現在のドイツ経済の好調の恩恵に預かっていない人たちからの支持が急拡大し、前回総選挙以降に行われた欧州議会議員選挙 (Europawahl) 及びドイツ地方議会議員選挙 (Landtagswahl) では、少ないながらも軒並み議席を獲得し、今回の総選挙で国政レベルで初めての議席獲得なるかが注目されます。

但し、今回代表候補者として選出されたのは、ドイツ連邦議会進出に当たり極右路線から現実路線への変更を目指していた党首フラウケ・ペトリー氏 (Frauke Petry) ではなく、強硬派で76歳のアレクサンダー・ガウランド氏 (Alexander Gauland) と経済的自由主義論者で38歳のアリス・ワイデル氏 (Alice Weidel) で、強硬路線を選択したことが全ドイツ有権者にどのような影響を与えるかが気になるところです。



ドイツ語国際放送局ドイッチェ・ヴェレの、アレクサンダー・ガウランド氏とのインタビュー番組(2017年8月17日放送)


参考リンク
ドイツのための選択肢公式ウェブサイト(ドイツ語)
2013年ドイツ連邦議会総選挙結果資料3|ドイツ選挙管理委員会(ドイツ語)
ドイツのための選択肢について|ドイツ連邦政治教育センター(ドイツ語)
南ドイツ新聞2017年4月23日配信「ガウラントとワイデル AfDのドイツ連邦議会進出に挑む (Gauland und Weidel führen AfD in die Bundestagswahl) 」(ドイツ語)



終わりに


如何でしたか。

ドイツの政界は、基本的にはキリスト教民主同盟とドイツ社会民主党の2大政党制と見ることが出来ますが、その他にも主張の違いから様々な政党があることがわかりました。

それぞれの政党が今回の総選挙でどの位議席を獲得できるか注目したいと思います。

2017/02/02

世界新聞(株)寄稿第8弾は、トルコ・エディルネの名物料理ジエール・タバ!

こんばんは、海外旅行好きのタケオです!


世界新聞(株)への投稿第8弾はトルコ・エディルネで食べられるジエール・タバ!



世界新聞(株)への記事寄稿・掲載について、2017年2月1日に第8弾が掲載されました!


記事内容は、トルコ・エディルネの名物料理ジエール・タバの紹介です!
トルコ旅行 Part 7を再編集し、寄稿したものです。


下記リンクから是非ご覧ください!


オイルレスリングで有名なトルコ・エディルネ裏名物「ジエールタバ」って?


ジエール・タバはレバーの唐揚げのこと。
臭みが全くなく、レバーが苦手という人もパクパク食べられちゃうと思います!
詳細は世界新聞の記事にて!


※世界新聞運営者の書籍はコチラ!




トルコ旅行の関連書籍はコチラ!

2016/05/30

トルコ旅行 Part 12 -イスタンブル・アタテュルク国際空港からトルコ航空TK90便で仁川国際空港へ

Part 1はこちら
Part 2はこちら
Part 3はこちら
Part 4はこちら
Part 5はこちら
Part 6はこちら
Part 7はこちら
Part 8はこちら
Part 9はこちら
Part 10はこちら
Part 11はこちら


◎路面電車・地下鉄でアタテュルク国際空港へ


イスタンブル最後の夜はアジア側にあるカフェで過ごしましたが、トルコ航空TK90便で仁川国際空港に向かうため、残念ながらいよいよアタテュルク国際空港(İstanbul Atatürk Havalimanı)へ向かいます。
ホステルで預かってもらっていた荷物を受け取り、スルタンアフメト停留所(Sultanahmet)から路面電車T1線・地下鉄M1線を乗り継ぎ、50分程で地下鉄M1A線終点のアタテュルク空港駅(Atatürk Havalimanı)に到着。


出発ロビー入口で、まるで出国審査後のような荷物検査を受けた後に、出発予定時刻1時間半前ということで、少し急ぎ足でチェックインカウンターに向かいましたが、滞りなく荷物を預けてチケットを受け取ることができました。
しかし、深夜便が多いにもかかわらず、出国審査場にいる職員が少なく、抜けるのに20分程掛かったのには少し焦りましたが、何とか出発予定時刻50分前に荷物検査まで終えることができました。


トルコ旅行 Part 2でも書いた通り、アタテュルク国際空港には無料WI-FIがあるのですが、ID・パスワードがSMSで送られてくる方式のため、日本の携帯電話番号を休止扱いにしている僕は残念ながら利用できませんでした。
出発予定時刻まで時間がなかったため利用はしませんでしたが、出発ロビー内でのお土産店・レストラン・免税店等は充実していたので、時間のある際には時間潰しで利用するのが良いと思います。


出発予定時刻1:20の25分前に搭乗が始まり、搭乗口から空港専用バスに乗って、搭乗タラップからTK90便に搭乗しました。。
利用客が殆ど韓国人のようで、バスの中は既に韓国に戻った気分になりました(苦笑)


地下鉄M1A線アタテュルク空港駅に到着!


少し急ぎ足で出発ロビーに向かいます。


夜のアタテュルク国際空港


出発ロビー入口。
荷物のX線検査を受けてから中に入ります。


アタテュルク国際空港出発ロビーのチェックインカウンター


出国審査は「Other Nationalities」の入口から入って受けます。
出国審査後に荷物検査を受けます。


アタテュルク国際空港国際便出発時刻表。
中東・バルカン半島諸国・ウクライナ各都市への便が多い印象。


アタテュルク国際空港出発ロビー


いよいよ搭乗準備開始!


バスで飛行機近くまで行き、タラップを使って搭乗しました。


◎トルコ航空TK90便で仁川国際空港へ


TK90便の搭乗開始は予定時刻通りでしたが、(原因は忘れてしまいましたが)約50分遅れての離陸となりました。。。
使用機材は、イスタンブルに行く際に搭乗したTK91便と同様にBoeing777-300ER機。
しかしながら、タッチパネル式エンターテイメント機が最新のものになっていて、指でのスクロールもスムーズに操作できました!


TK91便と同様にアメニティセットをもらえて、簡易スリッパ・アイマスクを中心に使わせて頂きました。
機内食は離陸後・着陸前共に西欧式で、TK91便のようにビビンバが食べられたらもっと良かったと思いました。


飛行経路はTK91便とほぼ同じく、ジョージア・アゼルバイジャン・カスピ海・カザフスタン・中国・黄海を通過して韓国に入っていきますが、やはりアルメニア上空は通過せず。
搭乗中ずっと外の景色が真っ暗だったTK91便とは異なり、コーカサス山脈通過時から夜が明けたため、雪の被った壮大なコーカサス山脈、「海」と付くに相応しい世界最大の湖カスピ海を眺めることができました!


離陸が50分程遅れたため、仁川国際空港の到着も50分程遅れとなりましたが、問題なく着陸、無事にトルコから韓国に戻ることができました!


TK90便に搭乗!
使用機材は
Boeing777-300ER機


より新しいタッチパネル式エンターテイメント機を楽しむことができました。
指での操作もスムーズ!


アメニティセット。簡易スリッパ・靴下・アイマスク・耳栓・歯磨きセットが入っていました。


離陸後の機内食


5月末でもまだ雪に覆われているコーカサス山脈!


カスピ海上空に入るところ


東京についての説明。
「モスバーガー」が紹介されているのが興味深い!


ソウルについての説明。
景福宮の位置は江南エリアじゃないんですが。。。


TK90便の飛行経路。
やはりアルメニア上空は通過せず。


着陸前の機内食。


50分遅れではありましたが、無事に仁川国際空港に到着!


仁川国際空港に駐機中のBoeing787-9機を見ることができました。


やはりシャトル利用。。。


入国審査・税関を抜け、到着ロビーに着きました!


今回も最後までお付き合いくださり、有難うございました!

2016/05/29

トルコ旅行 Part 11 -夕陽の沈みゆくボスポラス海峡を船で渡る、カドゥキョイにあるカフェWalters Coffee Roasteryでイスタンブル最後の夜を過ごす

Part 1はこちら
Part 2はこちら
Part 3はこちら
Part 4はこちら
Part 5はこちら
Part 6はこちら
Part 7はこちら
Part 8はこちら
Part 9はこちら
Part 10はこちら


◎カラキョイから再び船に乗ってアジア側へ


夕食を食べ終えて、時間は午後7時半。
最後にマルマラ海に沈む夕陽を見たいとの思いから、再び船に乗ってボスポラス海峡(İstanbul Boğazı)を渡ることに。
トゥネル(Tünel)でカラキョイ駅(Karaköy)まで戻り、近くの港から公営シェヒル・ハットラル社(Sehir Hatları、トルコ語でCity Line)の船でカドゥキョイ港(Kadıköy)を目指しました。
期待通り船に乗っている間もずっと良い天気だったので、イスタンブルの街の風景と沈みゆく夕陽を一緒に楽しむことができました。


※参考リンク
Sehir Hatları公式ウェブサイト(英語)


カラキョイ港のシェヒル・ハットラル社船乗り場。
イスタンブルカード(İstanbulkart)で乗車可能!


スルタンアフメトモスク(Sultan Ahmet Camii)の見える港で、ギターを弾くおばさん。


船に乗り込みます。


イスタンブルのヨーロッパ側の街並みと沈みゆく夕陽。
港町ならではの風景。


ボスポラス海峡を見渡すのもこれが最後。。。



夕陽がイスタンブル旧市街に沈んでゆきます。


カドゥキョイ港に到着!


◎カドゥキョイでイスタンブル最後の夜を過ごす


船はカドゥキョイ港(Kadıköy)に着きました。
港から歩いて15分程向かって辿りついたのが、トルコ旅行 Part 6で訪れたカフェと同様に、イスタンブルにあるとは思えない、非常にお洒落なカフェのWalters Coffee Roastery。
外観や雰囲気はそれこそドイツ・ベルリンのプレンツラウアーベルク 地区(Prenzlauer Berg)にあるようなカフェで、個人的には詳しく知らないのですが、メニューを見る限り所謂「サードウェーブ」を提供する店として謳っているようです。


「サードウェーブ」を謳っているとはいえ、僕はブラックはあまり好みではないので、チャイラテ10リラ(約345円)を注文(苦笑)、でもチャイとミルクが絶妙なバランスで、非常に美味しかったです。
この店ではWI-FIも無料で使えて、コンセントのある席もあるので、iPad miniでメールをチェックしたり動画を見たりしました!


トルコ旅行 Part 9でも書いた通り、イスタンブルのアジア側では、路面電車T3線Moda Caddesi停留所を中心に現代風レストラン・カフェ街が広がっているので、この付近を訪れる際は是非自分のお気に入りの店を見つけてみては如何でしょうか?


参考リンク
Walters Coffee Roastery公式ウェブサイト(英語)


夜のカドゥキョイ


Walters Coffee Roastery


Walters Coffee Roasteryのメニュー。
「JAPANESE COLD BREW」も興味をそそります!


Walters Coffee Roasteryの内観


僕の注文したチャイラテ


WI-FIも無料で使えました!


Part 12へ続く。

トルコ旅行 Part 10 -イスタンブルのボスポラス海峡を船で渡る、ドルマバフチェ宮殿・ラフミ・M・コチ博物館見学、トゥネル乗車

Part 1はこちら
Part 2はこちら
Part 3はこちら
Part 4はこちら
Part 5はこちら
Part 6はこちら
Part 7はこちら
Part 8はこちら
Part 9はこちら


◎船でイスタンブルのアジア側からヨーロッパ側へ


昼食を取った後は、イスタンブルのアジア側で行き損なっていた、オスマン帝国末期の宮殿であるドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı)に行くことに。
地下鉄や路面電車を使っても良かったのですが、せっかくの良い天気だったので、船で渡ることにしました。


1973年にボスポラス海峡を渡る最初の橋であるボスポラス橋(Boğaziçi Köprüsü)が開通するまで、船はボスポラス海峡を渡る唯一の交通手段だったようで、橋やマルマライが開通した現在でも、ボスポラス海峡間では多くの船路線があります。
僕はイスタンブルカードで乗ることのできる公営シェヒル・ハットラル社(Sehir Hatları、トルコ語でCity Line)の船に乗り、カドゥキョイ港(Kadıköy)からベシクタシュ港(Beşiktaş)まで行きました。
澄んだ青空の上に風も強くなく、30分程の快適な船の旅でした!


※参考リンク
Sehir Hatları公式ウェブサイト(英語)



カドゥキョイ港でのシェヒル・ハットラル社の乗り場入口


シェヒル・ハットラル社の船に乗り込みます。


トルコ国鉄(TCDD, Türkiye Cumhuriyeti Devlet Demiryolları)が運営するハイダルパシャ港(Haydarpaşa)。
貨物の量が多かったです。


右側がアジア側、左側がヨーロッパ側


ヨーロッパ側が近づいてきました!


30分程でベシクタシュ港に着きました!


◎オスマン帝国末期の宮殿、ドルマバフチェ宮殿


ベシクタシュ港から15分程でたどり着いたのが、オスマン帝国末期の宮殿だったドルマバフチェ宮殿です。
ドルマバフチェ宮殿は1843年にオスマン帝国第31代スルタン(Sultan)のアブデュルメジト1世の命によりKarabet Balyanというアルメニア人建築家によって建設が始まり、1856年に完成したそうです。アブデュルメジト1世から最後のスルタンであるメフメト6世までオスマン帝国の宮殿として、またトルコ共和国大統領府としても使われたそうで、1938年に共和国初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルク(Mustafa Kemal Atatürk)がこの宮殿で亡くなって以降は博物館として利用されています。


執務や外国要人の歓迎に使われたSelamlikと、一族の宮殿として使われたHaremに入場料が掛かり、それぞれ約1時間のガイドツアー(トルコ語・英語)でのみ入ることができるのですが、時間が限られていたこともあり、僕はSelamlikのみガイドツアーを受けることにしました。
写真撮影禁止ということで、皆さんに雰囲気を伝えられないのが残念です。。。
ロココ様式で建てられたこともあり、イギリス人がデザインした豪華なシャンデリアや巨大なホール、西欧各国から送られた芸術品等が飾られていたりするので、およそ現在のトルコからは考えられないような、ヨーロッパの雰囲気を味わうことができ、当時のヨーロッパ列強・オスマン帝国間の交流がどれほど盛んだったかを知ることのできる宮殿だと思います。


しかし、後に写真を見て気付いたのが、ガラタタワーでもあった外国人料金(苦笑)。
改めて、トルコ語がわかる人に対してはどう対応するのか、見てみたいものです。。。


ドルマバフチェ宮殿入口


ヨーロッパの雰囲気が感じられるドルマバフチェ宮殿内の庭園


Selamlikのガイドツアーを待つ観光客。
中は残念ながら写真撮影禁止。。。


ドルマバフチェ宮殿入場についての掲示。
giriş ücretleriがトルコ語で「入場料」という意味らしいです。
トルコ語表示と英語表示の間で、入場料の差が2倍も。。。


ドルマバフチェ宮殿

○行き方
路面電車T1線カバタシュ停留所(Kabataş)から北西方向に徒歩5分

○営業時間
9:00~16:00

○休館日
月曜日・木曜日

○入場料(外国人料金。。。)
Selamlik・Harem:40リラ(約1,450円)
Selamlik:30リラ(約1,100円)
Harem:20リラ(約720円)

※最新情報については下記リンクをご覧ください。
ドルマバフチェ宮殿公式ウェブサイト(英語)
ドルマバフチェ宮殿|トルコ共和国文化観光省(英語)


◎交通博物館を見学!


続いては、交通・産業・通信に関する博物館であるラフミ・M・コチ博物館(Rahmi M. Koç Müzesi)を見学することに。
ラフミ・M・コチは、トルコで大手財閥コチホールディング(Koç Holding)を率いている実業家の名前だそうで、同じ名前の博物館は首都のアンカラと西部の町アイワルク(Ayvalık)にもあるみたいです。
路面電車T1線エミノニュ停留所(Eminönü)近くのバスターミナルから47系統バスに乗り、Kırmızı Minare停留所で降りると、博物館入口付近にある巨大な戦闘機が出迎えてくれました。


車・船舶・鉄道・航空が展示物の中心ですが、特に興味深かったのは船舶と鉄道。
船舶については、トルコで独自に発展したカイーク(Caique)、イスタンブルに数多くある船着場の模型が展示されていて、イスタンブルにおいていかに船が交通手段として重要であるかを知ることができました
鉄道については、オスマン帝国第32代スルタンのアブデュルアズィズが1867年パリ万国博覧会出席のためイスタンブルからパリに向かう際に乗った車両や、第35代スルタンのメフメト5世が1917年にドイツ帝国第3代皇帝ヴィルヘルム2世と食事をした車両が展示されており、末期のオスマン帝国とヨーロッパとの関係を垣間見ることができたという点で、歴史上の観点から見ても非常に面白かったです


エミノミュバスターミナルから47系統に乗車。


Kırmızı Minare停留所で下車


Kırmızı Minare停留所で降りると、巨大な戦闘機が見えます。


この建物で入場券を購入。


英国シンクレア社(Sinclair)が1980年代中盤に開発したという電動1人乗り車C5。


博物館内の鉄道セクション


トルコ国鉄で使われていたと思われる行先掲示板等


オリエント急行に関する広告等


カイークという、トルコ独自に発展した船の展示


昔ボスポラス海峡間の交通手段が船しかなかったこともあってか、昔から船着場の建物は比較的豪華だったようです。
写真は1950年代のカドゥキョイ港の船着場を再現した模型のようです。


ボスポラス海峡に掛かる橋の一つであるファーティフ・スルタン・メフメト橋(Fatih Sultan Mehmet Köprüsü)の建設は、IHI社が担当していたそうです。


1872年にイスタンブルのヨーロッパ側を走り始めたという馬車鉄道の実物大模型


1928年にイスタンブルのアジア側で走り始めた路面電車の展示


当時ドイツ帝国で使われた後、トルコでも活躍したというG10蒸気機関車



1867年パリ万国博覧会出席の際に当時のスルタンが乗車したという車両


トルコのアルチェリッキ社(Arçelik)がイタリアの会社と合弁で製造したという三輪車Arçelik Triportör


ベンチに優雅に座るおじいさん


博物館入口で整理券をもらうと乗れる狭軌鉄道


1917年にオスマン帝国第35代スルタンのメフメト5世と、ドイツ帝国第3代皇帝ヴィルヘルム2世が一緒に食事をしたという車両ベルリン65(Berlin 65)


米ダグラス社(Douglas)製造DC-3旅客飛行機


英ロンドンで走っていた2階建てバスも展示されています。


道路を挟んで反対側にあるこの建物には、数々の模型が展示されています。


鉄道模型の数々


ラフミ・M・コチ博物館

○行き方
路面電車T1線エミノミュ停留所近くのエミノミュバスターミナルから47・47Ç・47E系統に乗り、Kırmızı Minare停留所下車後直ぐ

○営業時間
火曜日~金曜日:10:00~17:00
土日祝日:4月1日~9月30日は10:00~19:00、10月1日~3月31日は10:00~18:00

○休館日
月曜日

○入場料
15リラ(約520円)

※最新情報は下記リンクをご覧ください。
ラフミ・M・コチ博物館イスタンブル公式ウェブサイト(英語)


◎地下ケーブルカー、トゥネルに乗車


ラフミ・M・コチ博物館の後は、ケーブルカーのトゥネル(Tünel)を乗車体験!
トゥネルは、オスマン帝国第32代スルタンのアブデュルアズィズと契約したフランス人エンジニアのユージーン‐アンリ・ガバンド(Eugene-Henri Gavand)考案の計画に沿って建設され、1875年に運行を開始したケーブルカーで、現在はイスタンブル市交通局(İETT, İstanbul Elektrik Tramvay ve Tünel İşletmeleri Genel Müdürlüğü)が運営しています。
現地ではロンドンに次ぐ「世界2番目の地下鉄」と謳っていますが、僕としてはケーブルカーという印象が強く、ハンガリーの首都ブダペストで走っている、1896年運行開始のブダペスト地下鉄1号線の方が「世界2番目の地下鉄」と言えるのではないかと思いますが、オスマン帝国時代から運行されているということで、歴史ある鉄道路線であることに変わりはありません!


路面電車T1線カラキョイ停留所(Karaköy)付近にある、İETTの表示がある建物がトゥネルの出発点であるカラキョイ駅。
乗車して8分程して、新市街の繁華街であるイスクラティル通り(İstiklal Caddesi)に面したベイオール駅(Beyoğlu)に到着。
これまで僕はイスクラティル通りは急な坂道をわざわざ歩いて行っていたので、「今までの苦労は何だったんだ」と思ってしまう程、イスクラティル通りまでとても楽に行くことができ、しかも他の交通機関より料金が安い(肝心の値段を忘れてしまいましたが、通常の2.3リラの6割程度だったかと思います)ので、坂道を上りたくないという方は躊躇せずに利用した方が良いと思います。


※参考リンク
イスタンブル市交通局トゥネル公式ウェブサイト(英語)


路面電車T1線カラキョイ停留所付近にあるこの建物の1階がトゥネルの乗車口。


トゥネルの歴史を説明していますが、トルコ語がわかりません(苦笑)。


トゥネル運行の簡略模型


カラキョイ駅からトゥネルに乗車!


車両内にある、トゥネルの歴史説明


運転席の後ろから見た風景。
トンネルの構造を見るだけでも、歴史ある鉄道路線であることが伝わってきます!


出発してから8分程でベイオール駅に到着!


トゥネルのベイオール駅


◎イスクラティル通りで夕食


イスタンブルを旅行してきた中で、イスクラティル通りの雰囲気が好きになったので、最終日の夕食もイスクラティル通りにあるレストランで取ることに。
あまり人は入っていませんでしたが、ご飯・メイン料理・デザートの中から好きなものを選んで注文するスタイルで、選んだ鶏と野菜のトマト風煮込み・ご飯(アイランを付けて18.5リラ≒650円)も非常に美味しくリーズナブルで、とても気に入りました!


イスクラティル通りにあるレストランで夕食。


鶏と野菜のトマト風煮込み・ご飯・アイラン


路面電車T2線の車両にしがみ付く子供たち


Part 11へ続く。