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2020/09/16

ライカMマウントレンズ購入 Part 5 - ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期 購入までの経緯&外観・動作チェック(レンズフード12585と共に)

内蔵露出計を除き電池要らずで使えるライカ(LEICA)のレンジファインダー式フィルムカメラM6を購入。

このフィルムカメラに似合う焦点距離50mmライカMマウントレンズとして、ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 第1世代の固定鏡胴前期を購入。

60年以上前に製造されたと思しきレンズの外観・動作を確認しました!


DSCF1945


目次
1. ライカM6にズミルックス(SUMMILUX)M50mm F1.4 ASPH.を付けてみたけど。。。
2. ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期購入の理由
3. ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期&レンズフード12585 外観・動作チェック




ライカM6にズミルックス(SUMMILUX)M50mm F1.4 ASPH.を付けてみたけど。。。



以下記事の通り、内蔵露出計を除き、電池要らずで写真の撮れる機械式フィルムカメラであるライカのM6を購入。

ライカのフィルムカメラM6(しかも誕生年製造品)ゲット!外観・動作チェック&純正カウハイドレザーストラップ購入!

「そんな沼には嵌るまい」と思っていたのに、結局のところ入りかけているタケオです(汗)。 「いつかは手にするだろう」と思っていたライカ(LEICA)のレンジファインダー式デジタルカメラM10-Pを購入し、レンズも焦点距離35mm・50mmレンズを揃え、ライカ関連の購入はこれでひと段落のはずでした。 ...



M6に付けるレンズとして、焦点距離35mmレンズは既に所有しているズミルックス(SUMMILUX)M35mm F1.4 第2世代が小さくて軽く、M6に付けてもお似合いなのでこれに決定。

焦点距離50mmレンズは同じく既に所有しているズミルックスM50mm F1.4 ASPH.で良いかと思っていたのですが、このレンズをライカM6に付けてみたところ。




あれっ、案外フロントヘビー。。。
これだったら少しでもコンパクトなレンズが欲しいかも!

DSCF1866




M10-Pはそれなりの重量があるのでギリギリのバランスでしたが、M6はM10-Pより軽いためか、ズミルックスM50mm F1.4 ASPH.を付けてテーブルに置くと前方に倒れてしまいました。

ライカM6が1980年代〜1990年代に掛けて製造されたカメラであるのに対し、ズミルックスM50mm F1.4 ASPH.は※2004年に発売開始されたレンズとのこと。

※参考リンク
【マップカメラ情報】【1号店地下1階】 Leica ズミルックスM50mmF1.4ASPH. | THE MAP TIMES

M6に付けるレンズとして、このレンズより古い年代に製造された焦点距離50mmレンズがあっても良いのではないか。

この考えから、2本目の焦点距離50mmレンズを探すことにしました。




ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期購入の理由


ライカM6に似合う焦点距離50mmレンズ探し開始。

本当はズミルックスが欲しいところですが、以下Part 4でも書いた通り、ASPH.以外のズミルックス50mmはフォーカスリングの回転角が大きかったり、フォーカスタブが無かったりと、扱い辛さがあるので除外。

ライカMマウントレンズ購入 Part 3 - ズミルックス(SUMMILUX)M50mm F1.4 ASPH. 購入までの経緯&外観・動作チェック

「写真撮影が段々と貴重なものになるかも知れない中で、今こそライカのカメラを使ってみたい!」ということでライカ(LEICA)のレンジファインダー式デジタルカメラM10-Pを購入。 カメラの次はレンズということで、焦点距離35mmレンズと同様、旅行写真やストリートフォトで万能に使える焦点距離50mmの純正Mマウントレンズを比較検討。 ...



そこで、2本目の焦点距離50mmレンズのキーワードは。




ズミルックスのような柔らかい描写に近く、扱い易いズミクロン!




果たしてそんなズミクロンあるのかと思いつつも、各種ウェブサイトの作例を見てみたところ、見つけました。

そのズミクロンとは。




ズミクロン50mm F2 第1世代 固定鏡胴!




株式会社アルファベータ『ライカポケットブック日本版』によると、1956年〜1968年に掛けて製造されたそうですが、僕が最初に使っていた現行ズミクロンのSUMMICRON-M 1:2/50mm(型番11826)よりコントラストが低めなせいか柔らかい描写に見えたことに加え、フォーカスタブ付き。



撮影しない時に胴体部を沈胴させることの出来るタイプもありますが、僕が既に所有しているM10-Pをはじめとしたデジタルカメラに装着した時の沈胴をライカが推奨していないことと、作例で見られた開放F値での通称ぐるぐるボケが個人的に好みでないことから、第1世代でも固定鏡胴の中古品を探索。

そうしたところ、「カメラユーザーの防湿庫」ことマップカメラに、フォーカスリングのローレットの山部にギザギザがある前期型(谷部にギザギザがあるのは後期型)の中古品が在庫しているのを発見。

後日実物をマップカメラにて確認した上で、マップカメラのウェブサイトからポチリ。

元々ポートレイト撮影をしない上に、旅行に行きづらくなっていることで使用頻度の減っていた富士フイルムのミラーレスカメラ用単焦点レンズXF90mmF2 R LM WR(最初に購入した単焦点レンズなので思い入れはありましたが。。。)との下取交換で、ズミクロン50mm F2 第1世代 固定鏡胴前期の中古品(並品)を、純正レンズフード12585の中古品(並品)と共に迎え入れることとなりました。




ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期&レンズフード12585 外観・動作チェック


ズミクロン50mm F2 第1世代固定鏡胴前期の中古品(並品)と純正レンズフード12585の中古品(並品)をマップカメラで入手。

株式会社アルファベータ『ライカポケットブック日本版』に記載されている製造番号表と照らし合わせると、1957年製造と思われる、2020年で63歳となるレンズの外観と動作をチェックしてみました。


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マップカメラで入手したズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期の中古品(並品)。
長さはメートル表記とフィート表記どちらからしいのですが、僕が入手したのはメートル表記の個体。
レンズフロントキャップ・レンズリアキャップ付きでした。




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ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期に付いているフォーカスタブ(写真右側)。
フォーカスタブの左に見える凹部は無限遠ストッパーというものらしく、マニュアルフォーカスで無限遠に合わせると、フォーカスタブがこの凹部に来て止まる仕組み。
でも僕がマップカメラで入手したこの個体(並品)は、無限遠からより近い距離にフォーカスリングを動かす際、フォーカスタブに比較的軽く力を入れるだけでフォーカスリングを動かせます。




DSCF1922
ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期の絞り羽根は10枚。
1957年製造と思しきレンズだけあって、絞り羽根から年季が感じられます。




DSCF1921
マップカメラで入手したズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期の中古品(並品)の後玉から、スマートフォンのライトで照らした前玉を見てみると、流石に傷や埃が散見されます。
でも試写時に影響は感じられませんでした。




LEITZ WETZLER Summicron 5cm F2 1st Rigid Focus and Apeture Ring
マップカメラで入手したズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期の中古品(並品)のフォーカスリング・絞りリングの動作確認動画。
製造から63年経っていると思われる個体なのにフォーカスリングの動きはスムーズ!
絞りリングでF4からF5.6若しくはF5.6からF4に動かす際に異音がありますが、動作に大きな支障がないのであまり気にしていません。




DSCF1910
マップカメラでズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期の中古品と共に購入した、レンズフード12585のこちらも中古品(並品)。
該当レンズが販売されていた当時のレンズフードは型番がITDOOとかIROOAというものらしいのですが、僕は先方にいくに従ってワイドに広がっていくラッパ形状よりも12585の形状がスマートに見えて好みだったので12585を選びました。




DSCF1912
ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期にレンズフード12585を装着!




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レンズフード12585は写真の通り逆さ付けも可能。




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ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期+レンズリアキャップ+レンズフード12585の重さは313g。
現行品ズミクロン(型番11826)の重さ252gには敵いませんが、ズミルックス(SUMMILUX)M50mm F1.4 ASPH.のレンズリアキャップ付き重さ340gよりは軽いという結果。




DSCF1925
ズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期+レンズフード12585と、内蔵フードを目一杯引き伸ばしたズミルックス(SUMMILUX)M50mm F1.4 ASPH.とを並べてみました。
全長はあまり変わりませんが、ズミクロン50mm F2 1st 固定鏡胴前期の方が、中程が細くなっているためか幾分スマートに感じます。




DSCF1930
ライカM10-Pブラッククロームにズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期+レンズフード12585を装着。
レンズのフォーカスリングのローレット部の質感がより高いと良かったかなとは思いますが、それでもカッコいいですね!




DSCF1941
ライカM6シルバーにズミクロン(SUMMICRON)50mm F2 1st 固定鏡胴前期+レンズフード12585を装着。
心配していたフロントヘビーはなくバランス良し。
シルバーのカメラにはシルバーのレンズが似合いますね!
ライカM6のカラーはシルバーを選んで良かったと改めて思いました。





Part 6ではライカM10-Pと今回紹介したレンズで撮った東京の写真を公開予定です。

ライカMマウントレンズ購入 Part 2 - ライカM10-P+ズミルックス(SUMMILUX)M35mm F1.4 2ndで東京を撮ってみた!

COVID-19感染拡大いわゆるコロナ禍で、思うように遠出が出来ない中で購入したライカ(LEICA)のカメラとレンズ。 感染には気をつける必要がありつつも、家にずっと籠もっていても精神的な落ち込みが激しい僕は、合間を見つけて、新しく買ったライカのカメラとレンズで東京を撮ってみることに。 本記事ではライカのレンジファインダー式デジタルカメラM10-Pとズミルックス(SUMMILUX)M35mm



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