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2015/10/13

「いじり」と「いじめ」

皆さん「いじり」と聞いて何を思いますか?


「お笑い番組でいじられ役の芸人いるよね?」
「いじりってコミュニケーションの一つじゃない?」


2015年10月12日付朝日新聞7面に掲載されたある中学生の意見はこう書かれていました。


「『いじり』と『いじめ』の境はない」


どのような流れでこうなっているかは少し長くなるので、以下リンクからご覧ください↓
(フォーラム)いじめ、中学生の声


僕は、「いじり」というのは極端に言えば「いじめ」のまやかしに過ぎない、と思っています。
なぜならば、言葉だけを拾えば結局のところ相手方の尊厳を傷つけていることに他ならないからです。
「『いじり』はコミュニケーションの一つなんだから良いじゃないか」という声がありそうですが、それは単なる自己の価値観の押し付けに過ぎません。
そもそもある人の尊厳を傷つけるような行為がコミュニケーションとして成立するとは思いません。


僕が危惧しているのは、お笑い番組をはじめ、日本の番組に『いじり』の出てくる場面がここ数年で増えていることです。
このような場面が出てくる度に僕は違和感を禁じ得ません。
それでもこのような場面がなくならないのは、それが視聴率に少なくとも悪い影響は及ぼしていないということなのでしょうが、極端な商業主義ではないでしょうか。
そして、小さな子供がこのような場面を観て、「『いじり』をやってもいいんだ」という肯定の感覚が生まれれば、『いじり』いや『いじめ』がなくなることは日本社会では決してあり得ないでしょう


『いじり』は良い行為ではない、と意識する人が増えてくれることを願います。