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2016/03/10

中国・延辺朝鮮族自治州旅行 Part 2‐延吉空港からバスでホテルへ、延吉冷麺を食す、大商集団運営スーパーに潜入!

Part 1はこちら


◎延吉空港


中国南方航空CZ6074便が到着したのは、吉林省延辺朝鮮族自治州の州都延吉にある延吉空港。
中国でありながらハングルがあり、意味が理解できることに少し興奮(笑)。
言語名称としては、韓国語というより、朝鮮語といった方が良いでしょうか。


入国審査は、機内で配られ、必要事項を記入した入国カードを提出します。
予め出国カードについても調べていたのに、出国カードをもらう機会がなく心配したのですが、後に、延吉空港での出国審査場の手前に出国カードが置いてあることがわかりましたので、延吉に行かれる際は、入国カードだけでも問題ありません。


延吉空港は規模の小さい空港である故に両替所がありませんが、空港出口右手にある中国農業銀行のATMから現地通貨が引き出せそうです。
僕は既に中国元を持っていたので、このATMの操作は行っていませんが、VISAやMASTER CARDのマークが付いていましたので、恐らくは大丈夫だとは思います。
ただ、空港から市街地に出るバスは、距離に関わらず一律1元(約17円)なので、1元札を持っていない方は、予め空港内にあるコーヒーショップやロッテリアで、お札を崩した方が良いかと思います。


漢字とハングルでお出迎え。


手荷物が流れてくるのを待つ搭乗客。


入国審査場を無事通過した後の空港内。


旧正月から1ヶ月過ぎていますが、ハングルで「明けましておめでとうございます」との表示が。
中国語は、すみませんわかりません(苦笑)。


空港出口右手にある中国農業銀行のATM


延吉空港。
ハングル・漢字・アルファベット・ひらがな・キリル文字、キリル文字の下の文字は、何だろう?


◎延吉空港からバスで宿泊先のホテルへ


空港から出ると、ソウルの1月・2月の朝のような、物凄い寒さ。。。
後に気象情報を調べてみると、朝は-10℃前後、昼間でも0℃前後ということで、そりゃ寒いわけです。
一刻も早くこの寒さから抜け出すべく、ホテルへ向かうことに。


事前にネットで調べたところでは、延吉空港からのバスで市街地で行けることはわかっていて、宿泊先のホテル周辺の地図もスマートフォンにとっておいたのですが、バス停の名前まではわからず、空港近くにあったバス案内図を見ても、どこで降りていいのやら直ぐにはわからず。。。
でも重い荷物もないのにタクシーで行くのはお金がもったいないと思い、市街地に行くという29番系統に乗ってみることに。
バスに乗りながら道路の名前を注視していると、とっておいた地図に同じ名前の道路が出てきて、心の中で「ヨッシャー」と叫びました(笑)。
尚、バスは延吉市が運営するバスのようで、料金は距離に関係なく一律1元(約17円)です。


空港で出待ちする大量のタクシー。


空港を出ると、空港から出るバスの系統・バス停案内図が、中国語・朝鮮語・英語・日本語・ロシア語で確認することができます。
写真は日本語の案内図。
29系統と45系統が、空港から市街地へ行くというバス。


空港出口から見て右手にあるバス停から、29系統バスに乗りました。


延吉市バス車内。
停留所の案内が、朝鮮語・中国語でなされます。


店の看板は基本的に漢字・ハングル併記。


ホテル近くの停留所で下車。


近くを流れる川は完全凍結。。。


◎宿泊先ホテルに到着したものの。。。


やっと寒さから抜け出せるとの思いで入ったホテル。
しかし、ここで僕にとっては予想外の出来事が次々と。


まず、フロントにいる全ての従業員が英語を全く話せないこと!
単語さえ「No No!」という有様でした。
いくら中国の地方都市とはいえ、グローバルホテル閲覧サイトに掲載しておいて、英語を話せる従業員がいないというのは、如何なものでしょうか。
英語を話せる、恐らく事務所にいたと思われるホテル責任者と英語で話したり、電話スマートフォンに入れてあった手書き入力キーボードを使いながらなんとかやりとりしました(入れておいて本当に良かった!)。


次に、予約時点で支払った金額が、実はデポジットだったということ!
今までこんなホテルに出会ったことがないのですが、僕の知識不足でしょうか?
結局フロントで本料金を支払うことになったのですが、なんとVISAもMASTER CARDも使えず(恐らく聯盟しか使えないのかも?)、現金で支払う羽目に。。。
偶然にもそれ相応の現金を持っていたので、なんとか支払えたのですが、ホテル近くの24時間営業ATMで外貨キャッシングができなかったら、思い通りの旅行が出来ないところでした。


最後に、朝食サービス付きで予約したはずが、実際には全く提供されないということ!
グローバルホテル閲覧サイトを通じて予約した際には確かに記載があったのですが。。。


というわけで、これから延吉に行かれる方は、僕が宿泊した以外のホテルをおススメします(苦笑)。



延吉で宿泊したホテル


受付階の造りは豪華ですが。。。


24時間営業ATMがなかったら、延吉周辺をぶらつくだけに終わっていました。。。


◎延吉冷麺を食す


様々な困難の末なんとかチェックインを済ませ、近くの店で夕食をとろうと思い、外出することに。
幸いにも飲食店の並ぶエリアを見つけました。
延吉では冷麺が名物だそうで、非常に寒い天候でしたが、せっかく延吉に来たということで、その冷麺を食べてみることに。


僕が頼んだのは、延吉冷麺と酢豚の小サイズ。
価格は、延吉冷麺が15元(約260円)、酢豚が28元(約480円)。
酢豚は韓国で食べられるのと同じ感覚で食べられましたが、何と言っても冷麺は麺にかなりのコシがある上に、麺自体の味が韓国で食べるものよりも濃く、非常に食べごたえがあって美味しかったです!
でも思いの他冷麺と酢豚にボリュームがあったので、全部食べ切れるか心配でしたが、なんとか食べ切りました!


延吉冷麺を売りにしているレストランに入りました。


レストラン内


伝統冷麺と酢豚(小)を注文。


伝統冷麺(写真左)と酢豚小サイズ(写真右)。
小サイズにしてはかなりのボリューム。。。


◎中国東北地方大手小売り企業のスーパーに潜入


宿泊先ホテルに朝食サービスがないということで、近くにあったスーパーで食料調達。
下記資料によれば、このスーパーを運営する大商集団は、遼寧省大連市に本拠を構え、スーパーだけでなく、百貨店・家電量販店も持っている、中国東北地方最大の小売グループだそうです。
僕は朝食用としてパンとヨーグルトを購入。
スーパーの中には、延吉市内の工場で生産されたと思われる氷川ビールが目を引きましたが、驚いたのは、韓国からの輸入食品の多さ!
インスタントラーメンをはじめ、スナック類からインスタントコーヒーまで!
価格を見るとやはり韓国で買うより1.5倍前後とかなり高めではありましたが。。
ここが北朝鮮に近いことを忘れさせます。


※参考資料
1100億元の売上げを誇る中国大手小売グループ 「大商集団」の幹部が日本の百貨店で経営を学ぶ|大阪商工会議所


大商集団の運営するスーパー


本拠の遼寧省大連市を中心に店舗を展開しているよう。


1.9元(約33円)と破格の氷川ビールの向こう側に、仏ボルドーからの輸入ワイン。


内モンゴル自治区に本拠を構えるという蒙牛乳業のプレーンヨーグルト450g4.9元(約85円)を購入。
赤色のラベルは干しナツメヨーグルトらしいのですが、味が想像つきません。。。


北朝鮮に近い町で売られている辛ラーメン5パック入りが18.5元(約320円)。


キムチは漢字で「辣白菜」と書くそう。


韓国企業製造の菓子、インスタントコーヒー等。


Part 3へ続く

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