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2016/04/24

江華島日帰り旅行 Part 2-江華歴史博物館と草芝鎮を訪ねる

Part 1はこちら


◎江華歴史博物館


次に訪ねたのは、江華島支石墓(강화도지석묘)のすぐ傍にある江華歴史博物館(강화역사박물관)。
支石墓等江華島(강화도)で当時の遺跡が多く出土されている先史時代、江華島を舞台に日欧米列強進出のあった近代を中心に、資料・出土品を交えて江華島の歴史を紹介している博物館です。


僕は高校の時に世界史を習っていましたが、高麗の時代にも江華島が重要な役割を果たしていたこと、1876年(高宗13年)に日朝修好条規(조일수호조규)通称江華島条約が締結される前にも、1866年(高宗3年)にはフランスと『丙寅洋擾(병인양요)』、1871年(高宗8年)にはアメリカと『辛未洋擾(신미양요)』と呼ばれる衝突があったこと等も新たに知ることができ、非常に勉強になりました。


尚、江華歴史博物館入場券の料金は、隣接する江華自然史博物館(강화자연사박물관)と必ずセットになっているようなので、時間に余裕のある方は、江華自然史博物館も訪れる方が良いかと思います。


参考リンク
江華歴史博物館公式ウェブサイト(韓国語)


江華歴史博物館


ここで入場券を購入!


江華島を中心に、数々の島から成る仁川広域市江華郡。
すぐ北は北朝鮮です。


先史時代にあったと思われる、江華島に住む人々の風景。


朝鮮半島における先史時代支石墓の分布図


2000年にユネスコ世界文化遺産に登録された時の認定書がコピーで示されています!


江華島における支石墓の分布図。現在の江華島の沿岸地域は干拓によって作られたそう!


1200年代、モンゴル侵攻の関係で、江華島は一時的に高麗の首都だったそうです!


李氏朝鮮時代末期には、王朝や朝廷が国内の戦乱から逃れる避難所のような役割を果たしたという江華島。


1800年代中盤に江華島を舞台に行われた西欧列強との争いの紹介。
1866年にはフランス、1871年にはアメリカと衝突したそう。


1866年に起こったフランス軍との衝突『丙寅洋擾』の様子を再現したジオラマ


1876年日朝修好条規締結を再現したジオラマ


1871年のアメリカ軍との衝突『辛未洋擾』を再現したジオラマが怖すぎる(苦笑)


日韓併合期の江華島の紹介。
学校の通信簿が日本語で書かれていたり、生徒の名前が日本式になっていることが確認できます。


江華歴史博物館

○行き方

江華バスターミナルから海岸観光バス1系統若しくは江華郡内バス18・23・25・27・30・32・35系統に乗車し、いずれも江華歴史博物館バス停で下車し、徒歩直ぐ。
所要時間約25分。

○開館日

毎週月曜日、旧暦1月1日、旧暦8月15日
(旧暦の現在の暦上での日付は、年によって異なります。)

○開館時間

9:00~18:00

○入場料

3,000ウォン(約290円)
※隣接する江華自然史博物館を含めた料金


◎江華バスターミナル~草芝鎮


江華歴史博物館を1時間程見回った後、江華バスターミナル(강화여객자동차터미널)を経由して、米・日との戦いの舞台となった草芝鎮(초지진、チョジジン)に行くことに。
江華バスターミナルから草芝鎮へは、海岸観光バス(해암관광버스)2系統・仁川広域市(인천광역시)幹線バス(간선버스)700系統で行くことができますが、僕は海岸観光バス2系統に乗車、草芝鎮バス停で下車しました。


江華歴史博物館バス停から江華バスターミナルに戻ります。


江華バスターミナル待合室内にある観光案内所


海岸観光バス2系統で、草芝鎮へ向かいます。


バスは、江華島の海岸線沿いを走ります。
向こう側は朝鮮半島本土。


途中通過した、アメリカ軍との戦いの舞台となった広城堡の近くには、当時李氏朝鮮側で活躍した魚在淵(여재연、オ・ジェヨン)将軍の銅像が立っています。


草芝鎮バス停で下車。


◎草芝鎮


草芝鎮は、1656年(孝宗7年)海上からの外敵侵入を防ぐために建てられた要塞です。
1871年にはアメリカとの『辛未洋擾』、1875年(高宗12年)には当時明治政府が派遣した雲揚号と李氏朝鮮が衝突した、所謂『江華島事件』の舞台となりました。


中に入って見回っていた時に、突然日本語で声を掛けられたので何事かと思いきや、チケット購入所の人が僕を日本人だと推測したのか、ボランティアで解説を行っている女性の方を呼んでくれたようです。
僕が韓国語でしゃべったのに日本人だとわかったことは少し悔しかったですが(苦笑)


この女性は非常に慣れているのか、(恐らく)10分程度に渡って滞りなく解説してきたので、すごいと思うどころか、むしろ身が引けてしまう感じではありましたが(汗)、江華歴史博物館で知ったことを質問しながら聞くことができたので、その点では有難かったです!


40分程見回った後、仁川広域市幹線バス700系統で黔岩駅(검암역、コマムヨッ)まで行った後、空港鉄道(공항철도)でソウル駅(서울역)まで戻りましたが、休日のバスの運行間隔が40~50分なため中々来ず、非常に焦った思いをしましたので、バスの運行間隔にはご注意下さい!


参考リンク
草芝鎮|江華郡(日本語)


草芝鎮の外観


草芝鎮の中に入るにはチケットが必要です。このチケット売り場で入場券を購入。


草芝鎮に関する韓国語・英語での説明


1871年『辛未洋擾』当時アメリカ軍が撮影した、江華島の写真。
当然ではありますが、今の風景とはまるで違います!


この砲台の中に、当時使われていた大砲があります。


草芝鎮北東方向の景色。
江華島周辺は干潟になっています。


草芝鎮南東方向の景色。
向こう側に見えるのは、江華大橋と共に朝鮮半島と江華島を繋ぐ草芝大橋。


この待機所の中に、ボランティア解説の方が待機していたようです。


この松の木に、当時明治政府の雲揚号の放った砲弾のものと思われる跡が残っています。


草芝鎮バス停から仁川広域市幹線バス700系統に乗り、黔岩駅入口バス停で下車。


黔岩駅に戻りました!

草芝鎮

○行き方

・ソウル中心部からの場合
空港鉄道黔岩駅で下車。
徒歩10分程のところにある黔岩駅入口バス停で仁川広域市幹線バス700系統に乗車し、草芝鎮バス停下車後直ぐ。
所要時間は約2時間。

・江華バスターミナルからの場合
海岸観光バス2系統又は仁川広域市幹線バス700系統に乗車し、草芝鎮バス停下車後直ぐ。
所要時間は約40分。

○開場日

年中無休

○開場時間

9:00~18:00

○入場料

700ウォン(約70円)


◎まとめ


今回はソウルからの日帰りだったため、訪れることのできる場所が限られてしまいましたが、江華島には他にも広城堡(광성보)や北朝鮮を望むことのできる平和展望台(평화전망대)等の観光地や、海老の塩辛・高麗人参等の食べ物も楽しめるそうなので、江華島をじっくり楽しみたい方は、江華島にある宿泊施設を利用しながら1泊2日の旅、というのも良いかと思います。
皆さんも江華島で歴史・飲食探訪してみてはいかがでしょうか!