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2016/05/26

トルコ旅行 Part 3-ユネスコ世界遺産指定イスタンブル歴史地区で、トプカプ宮殿・アヤソフィア・スルタンアフメトモスクを訪ねる

Part 1はこちら
Part 2はこちら


無事宿泊先に荷物を置き、早速観光開始!
まずは、宿泊先から徒歩圏内のユネスコ世界遺産指定イスタンブル歴史地区(Historic Areas of Istanbul)にあるトプカプ宮殿博物館(Topkapı Sarayı Müzesi)・アヤソフィア博物館(Ayasofya Müzesi)・スルタンアフメトモスク(Sultanahmet Camii)を訪ねることにしました。


◎トプカプ宮殿博物館


トプカプ宮殿博物館は、元々1478年~1856年にかけて、当時オスマン帝国の宮殿として使われていた建物で、1924年から博物館として利用されています。
単体での入場料は40リラ(約1,470円)ですが、僕は他にも行きたい博物館があり、それらにも共通で入場できる5日間有効のミュージアムパス(85リラ≒3,120円)を購入、手荷物検査を受けてトプカプ宮殿に入りました。


トプカプ宮殿博物館に実際に入った印象としては、あまりにも広すぎて、入ったはいいものの一つ一つの印象がぼやけてしまう、ということです。
ただその中でも見どころは会議室(Dîvan-i Hümâyûn)と、オスマン帝国の皇帝というべきスルタン(Sultan)の住居部屋(Has Oda)で、特にスルタンの住居部屋の中には、預言者ムハンマドの私物だというもの等、歴史好きから見れば本当かと疑いたくなるような、非常に貴重なものが展示されていて、長時間見入ってしまいました!


※参考リンク
イスタンブルミュージアムパス公式ウェブサイト(英語)


Babusselamという中門をくぐると、トプカプ宮殿博物館の入口となります。


宮殿入口を見て右側にある入場券売り場


ミュージアムパスを購入して中に入ります。


トプカプ宮殿とその周辺の模型。
周辺の壁は、東ローマ帝国時代に築かれたもの。


トプカプ宮殿の模型


オスマン帝国についての説明。
一番濃い赤部分が、オスマン帝国が興った頃の領域。
ピンクの斜め線がオスマン帝国の最大領域。


会議室として使われていたところ


装飾が豪華です!


会議室の内部。
欧州の建物の内部の荘厳な印象とは異なり、細かく描かれた模様が印象的。


慶事の門(Bab-üs Saâdet)。
ここでスルタンの即位式や各種宗教行事が執り行われたそう。
この奥は
内宮(Enderûn)になります。


スルタンやその家族、奉公人等が住んでいた内宮の一部。


内宮にあるスルタンの住居部屋の中には、預言者ムハンマドの私物だったというもの等貴重な展示物が数多くありました!
貴重な展示物が多いことがあってか、この中は写真撮影禁止です。


トプカプ宮殿博物館から望むボスポラス海峡(Boğaziçi)


トプカプ宮殿博物館内には噴水の演出も!


トプカプ宮殿博物館を出ると、多くの人が涼んでいました!

トプカプ宮殿博物館

○行き方
路面電車T1線Sultanahmet停留所から徒歩10分

○営業時間
4月14日~10月29日:9:00~18:45(最終入場18:00)
10月30日~4月15日:9:00~16:45(最終入場16:00)

○休館日
・毎週火曜日
・断食月明け祭(Ramazan Bayramı)初日(年によって日にちが変わります)
・8月30日(勝利の日)
・犠牲祭(Kurban Bayramı)初日(年によって日にちが変わります)

○入場料
基本入場料:40リラ(約1,470円)
ハーレム追加観覧料金:25リラ(約920円)


最新情報は下記リンクをご参照下さい。
トプカプ宮殿博物館公式ウェブサイト(英語)


◎アヤソフィア博物館


アヤソフィア博物館は、元々360年に時の皇帝コンスタンティヌス1世(Constantinus I)の命によりキリスト教の聖堂として建てられたものですが、1453年にオスマン帝国がイスタンブルを攻略した際に、イスラームのモスクとして使われていた建物だそうです。
1935年に当時ムスタファ・ケマル・アタテュルク(Mustafa Kemal Atatürk)大統領の命によりモスクから博物館に生まれ変わり、現在にまで至っています。


僕はトプカプ宮殿博物館入場の際に購入したミュージアムパスを使って入場。
(中では復元工事のためか足場が作られている区画があったのがちょっと残念でしたが、)訪れて良かったと思ったのは、キリスト教の聖人とアラビア文字が混在する内装をみたときです。
歴史におけるキリスト勢力の十字軍遠征や昨今のニュースのように、キリスト教とイスラームの対立構造に慣れていた僕は、キリスト教の聖人とアラビア文字の混在に、今まで味わうことのなかった不思議な感じを覚えました


尚、余談ではありますが、ここでは多くのドイツ人観光客の姿も見えました。
2016年1月に近辺で起こったテロ事件の犠牲者の多くがドイツ人でしたが、トルコ移民が多いドイツで、トルコに関心を持つドイツ人が多いことを実際に感じることができました。


アヤソフィア博物館


ここから入場して入場券を購入します。


まず中に入ると、キリスト教の聖人たちと、イスラームのモザイクを同時に見ることができます。


本堂では、キリスト教の聖人たちとアラビア文字が混在していて、不思議な感覚です。


足場が作られていたのが残念。。。


上方には聖母マリアとその子どもの絵。
周辺には、神アッラー・預言者ムハンマド・正統カリフ4人の名前を意味するアラビア文字が記されているそうです!


2階から見下ろした図。


キリスト教の聖堂として使われていた9世紀頃に描かれたとされるモザイクらしいです!
ものすごく貴重!


アヤソフィア博物館

○行き方
路面電車T1線Sultanahmet停留所から徒歩10分

○営業時間
4月15日~10月24日:9:00~19:00(最終入場18:00)
10月25日~4月14日:9:00~17:00(最終入場16:00)

○休館日
・断食月明け祭(Ramazan Bayramı)初日(年によって日にちが変わります)
・犠牲祭(Kurban Bayramı)初日(年によって日にちが変わります)

○入場料
入場料:40リラ(約1,470円)


最新情報は下記リンクをご参照下さい。
アヤソフィア博物館公式ウェブサイト(英語)



◎スルタンアフメト広場


スルタンアフメト広場(Sultanahmet Meydanı)は、アヤソフィア博物館とスルタンアフメトモスクの間に位置する広場です。
ここには古代エジプトで製作されたという、オベリスクという記念碑等が立っています。
また、僕が訪れた際には、トルコ南部の都市からやってきた人たちによる特別な市場が開かれていました。


ここで2016年1月にテロ事件が起こったそうですが、僕が訪れた時は幸いにも何事もなく訪れることができました。
観光客の多い場所でテロ事件が起こったとは、改めて痛ましい限りです。


テオドシウスのオベリスク(Dikilitaş)。
元々古代エジプト王トトメス3世(Thutmose III
)の命によって製作されたものを、コンスタンティヌス1世がイスタンブルに移築し、テオドシウス1世(Theodosius I)によってこの地に立つことになったのだそう。


蛇の柱(Yılanlı Sütun)
古代ギリシャがペルシアとの戦争に勝利した記念碑として、ギリシャ・デルフォイのアポロン神殿に置かれていたものを、これまたコンスタンティヌス1世がイスタンブルに移築したのだそう。



製作時期不明のオベリスクだそう。
英語では「Walled Obelisk」、トルコ語では「Örme Dikilitaş
」と表記されていました。


スルタンアフメト広場で特別に開かれていた市場


シリアとの国境の町ガジアンテップ(Gaziantep)のものを売っているよう。
ガジアンテップ、ニュースでよく聞いていたので興味はあるも、今は観光として行ける状況ではないですね。。。


◎スルタンアフメトモスク


スルタンアフメトモスク、英語でブルーモスク(Blue Mosque)と呼ばれるこのモスクは、オスマン帝国第14代スルタンのアフメト1世(Ahmed I)の命により、メフメト・アガ(Mehmed Ağa)によって1609年~1617年に建設されたモスクだそうです。


僕は3回目の礼拝時間後に入場(5回の礼拝時間の前後は、イスラーム信者以外の入場は控えられています)。
このモスクが僕にとって初めて訪れたモスクだったのですが、イスラームについて改めて知ったのは次の2つです。


○モスク内部において、男女で祈るスペースが異なる

モスク内で礼拝を行う際、男性は前方~中方にかけての広いスペースで祈るのに対し、女性は後方の比較的狭いスペースで行っていました。


以前ニュースで、エルサレムにある嘆きの壁には、男性しか近づけず、女性の一部が、女性も嘆きの壁で祈れるようデモを行った、というのを見ましたが、イスラームにおいても祈りの場所について男女間での差異があるということは初めて知りました。


○クルアーンの一節に「宗教の強制があってはならない」

モスクの中に、訪問者に対して、「他宗教信者も無神論者も、モスクを気軽に訪問したり、宗教について議論することを歓迎します」という趣旨の掲示があったのですが、その中にこんな英語の記述を見つけました。

「イスラームの聖典であるクルアーンでは、『宗教の強制はあってはならない(There is no compulsion in religion)』としています」

だとすると、国家がイスラームのみを国教するのは、アッラーの教えに反しているのではないか、という疑問がふと湧き上がってしまいました。
これについて、イスラーム信者に対して本当に気軽に議論できるのかは不安ですが、何らかの機会にタイミングを見計らって聞いてみたいところではあります。


スルタンアフメトモスク


モスク入場時の服装等注意事項。
男性は長ズボン、女性は顔をヒジャブ(顔を覆うためのスカーフ)で覆い、肩身を見せず、長ズボン又は長い丈のスカートを履くことが求められます。


この小屋で女性用ヒジャブを貸してくれます。


イスラームはそもそも何なのか、についての説明。
表記は少し異なるも、アダムとイヴが最初なのはキリスト教と同一。


「アッラー(Allah)とは何者?」。
アッラーはアラビア語で「神」を意味し、アラビア話者のキリスト教徒やユダヤ教徒も、神は「アッラー」と言うのだそう。


イスラームにおける五行、信仰告白(Shahaadah)・礼拝(Salaah)・喜捨(Zakaat)・断食(Sawn)・巡礼(Haji)


イスラーム信者の入場口。
イスラーム信者以外の入場口は別途設置されています。


モスク正面から奥側に回って入ったところが、イスラーム信者以外の入場口。


靴を、用意されているビニール袋に入れて、モスクの中に入ります。


日本語を含めて、各言語でのイスラームについてのパンフレットが用意されています。


スルタンアフメトモスク内部。
宮殿やアヤソフィアで見たような模様をここでも見ることができます。


アラビア文字だということだけはわかります(苦笑)。


訪問者に対する、英語での訪問歓迎の掲示。
「There is no compulsion in religion」の記載があります。


スルタンアフメトモスクにあった礼拝の時刻表。
上から2番目を除いた5つが、1日における礼拝の時間。
尚、上から2番目は日の出、下から2番目は日の入りの時刻。


Part 4へ続く。