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2016/08/04

ドイツではペットにリードを付けない?‐韓国とドイツのペットに対する見方の違いについて

こんばんは、タケオです。
2016年8月4日、高麗大学校語学堂6級の授業として、韓国の動物保護団体の会員の方を招いての講演を聞いたのですが、その講演とドイツ留学時の経験を踏まえて思ったことがありましたので、そのことについて書きたいと思います。


◎KARAについて


今回講演して下さったのは、社団法人動物保護市民団体KARA(카라, Korea Animal Rights Advocats)の会員の方でした(勿論最近解散した女性アイドルグループのKARAではありません苦笑)。
この団体は、毎日非常に多くの動物がペット用として競売されては、一部の飼い主により捨てられ、引き取り手がいないと保健所にて殺処分させざるを得ない現状を問題視し、「買うのではなく、里親として引き取る」ことを主張しています。





◎韓国(日本も同じく)とドイツの、ペットの見方について


講演の中で、非常に興味深かったのが、韓国とドイツにおける、動物の法的地位の違いでした。
指摘されていたのは、ドイツでは動物と「生命」と考えるのに対し、韓国では「物」として扱われている節がある、ということです。





僕が覚えている限りではありますが、具体的な例として以下の2つを挙げていました。


①ドイツでは動物を殺処分してはならない

殺処分してはならないということで、捨てペットに対する巨大保護施設が存在するということです。
例としてベルリンにあるティアハイム(Tierheim、直訳すると「動物収容所」)が紹介されました。
日本でも報道されるような収容所や保健所と比較にならない程敷地が広大で、動物1匹当たりに空間も割り当てられているなど、保護体制がしっかりしていることが窺えました。


講演で紹介された、ベルリンにある動物収容所。
少し分かりにくいかもしれませんが、非常に敷地が広大であることが見て取れます。


②韓国では(日本でもですが)ペットショップが存在するのに対し、ドイツでは不法

ドイツにいた時は考えていませんでしたが、今回この話を聞いて、確かにベルリンにいた6ヶ月間、ペットショップらしき店は一度も見たことがないことに改めて気づきました。
ではどこでペットを探すのかということですが、参考リンクによれば、上記で紹介したようなティアハイムでペットを探したり、ブリーダーから譲ってもらうのが一般的なのだそうです。


Q:「ドイツで捨て犬を殺処分しなくても良い一番大きな要因は?」
A:「ドイツでは、ペットショップ・繁殖場は不法である。」

※参考リンク
海外の動物事情‐特定非営利活動法人SPICA


◎ドイツでは、ペットにリードを付けない?


ドイツでは動物と「生命」と考えるのに対し、韓国では(日本でもと思いますが)「物」として扱う、という指摘で、思い出したことがありました。
ベルリンにいる間、リードに繋がれたペットは全くと言っていい程見かけなかった、ということです。
僕は元々は動物が怖いほうなので、1、2ヶ月位は少し避けながら歩いていたのですが、多く見ていく内に、全てのペットが飼い主に対して忠実であることが見て取れたので、それからは避けることはしませんでした。


何故なのか気になってネットで調べていくと、徹底的なしつけが行われていたり、様々な法整備がなされていることが要因のようです。


※参考リンク
ドイツのペット事情|GORON


◎まとめ


こうやって纏めてみて思ったのは、果たしてペットは何のために生きているのか、という単純に見えて実に複雑で答えを見つけるのが難しい疑問が浮かび上がったことです。
元々はペットも一動物として個体内の関係の中で生きていたはずが、人間の元で飼われるようになることで、飼い主から見捨てられ、保健所にて悲しい運命を辿るであれ、徹底的なしつけを受けて飼い主に忠実になるであれ、結局は人間の勝手に振り回されているような気がしてならないからです。
そういう中で、強いて言うならば、ペットと人間の理想的な関係は、双方が愛情を注ぎ合って幸せに生きていくことなのではないでしょうか。